日々の生活に欠かせない電気。部屋の明かりや調理器具など、毎日使うものなので電気料金が気になりますよね。日々の心がけや、ちょっとした工夫で、毎月の電気代を抑えられたら素敵だと思いませんか?
そこで、「電気代節約のために普段気を付けていることについて」のアンケートをとってみると、電気代を意識した生活を送るコツがみえてきました。
不要な電気は消す+αの工夫
アンケートの結果、「こまめに電気を消す」といった回答が一番多くみられましたが、消すだけではなく、さらなる節電対策を行っていることが分かりました。
- こまめに消灯します。他には待機電源をできる限り切っておくこともしています。(30代/男性/個人事業主)
- 洗濯機など使用していない時は電源プラグを抜くようにしています。(20代/女性/派遣社員)
- 使用しない家電のコンセントをこまめに外したり、人のいない部屋の電気は消すようにしています。(40代/男性/正社員)
- 使わない部屋の電気は消したり、使わない家電のコンセントを抜く。(20代/女性/派遣社員)
- 不要な電気はこまめに消す。冷蔵庫から物を取り出す時は、扉を開ける前に、何を出すか考えて置き、必要以上に長い時間扉を開けっ放しにしない。(50代/男性/個人事業主)
使っていない部屋や不要な電気はこまめに消したうえで、家電に合わせた節電を心がけていました。上記の回答のように、しばらく使わない家電のプラグをコンセントから抜くことで、待機電力をカットすることができますし、冷蔵庫の扉を短い時間で開閉すれば、冷気が逃げず余計な電力を使わずに済みます。こまめなスイッチングだけではなく、どこに電力が使われているかを細かく意識しているようです。
ちなみに、家庭の消費電力量のうち、5.1%が待機電力という調査(一般財団法人省エネルギーセンター「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書」)もあります。平成20年度の調査では、待機電力が6%だったので、古い家電を使い続けている方は、もっと待機電力がかかっているかもしれません。一つ一つの電化製品にかある待機電力はわずかですが、積み重なると結構な数字になります。待機電力全てが無駄に使っている電気というわけではありませんが、ここに着目するとうまく節約できるのではないでしょうか。
電気を使わない生活と省エネ家電へ思い切った買い替え
二番目に多かった回答は、極力電気を使わない生活を送ることでした。次いで消費電力の少ないものへの買い替え、電気代の料金プランを利用した節電といった順になります。
- 寒い暑いなどで冷房、暖房を付けないように、服装やほかのことで対応して、極力電気代を使わないようにしている。(20代/男性/無職)
- 昼間は明るいので、電気をつけずにトイレに入って電気代を節約している。(20代/女性/正社員)
- 不必要な電気をつけない。LEDライトに随時変更する。自然光、太陽光及び自然な風等を最大限に利用して、エアコンや扇風機を極力使わないような生活をしています。(50代/男性/正社員)
- オール電化住宅で暮らしているので、夜間の電気代が安くなる料金プランを利用しています。洗濯機はタイマーをセットしておき、電気代が高くなる朝6時までに終わるようにするのが我が家の節約法です。(30代/女性/専業主婦(主夫))
全く電気を使わないのではなく、極力使わずに済む範囲で調整しながら節電を心がけているようですね。日当たりの良い部屋では実践しやすい節電法ではないでしょうか。さらに蛍光灯に比べて消費電力の少ないLED照明への買い替えは、初期投資にお金はかかりますが、長い目で見た節電につながりそうです。
オール電化住宅の方が利用している料金プランによる節電は、生活パターンに合えば大きな節電を期待できます。ちなみに、料金プランの変更や電力会社の変更はオール電化住宅に限ったことではありません。電力自由化で一般の家庭でも自由に電力会社を変更できるようになっているので、自分の使用状況にあった電力会社を選べば今より電気代を節約できるかもしれません。
小さな節電からつながる大きな節電
アンケート結果から、日常的な節電として、こまめなスイッチングやコンセントから電源プラグの抜き取りを行っている方が多いことが分かりました。まさに「ちりも積もれば山となる」といった節電法と言えそうですね。このことからも、家庭にある家電製品の電源やコンセントの確認は、電気代節約には欠かせない項目でしょう。さらなる節電を考えるなら、LED照明器具への買い替えや、料金プランの見直しを検討してみるのも良いのかもしれません。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2018年04月06日~2018年04月20日
■有効回答数:100サンプル