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電気代節約の豆知識

電気代節約はここがポイント!一人暮らしに適したアンペア数

2019年4月1日

一人暮らしをしていて電気代を節約したい場合には、余計な電気を使っていないかを確かめるだけでなく、アンペア数を見直すことも大切です。アンペア数を変更すれば電気代の基本料金も変わります。一人暮らしに適したアンペア数の求め方や、変更する場合の注意点などを紹介します。

基本料金はアンペア数で決まる

アンペア制の電気料金は、基本料金と電力量料金(従量料金)に分かれています。そして、基本料金はアンペア数によって変わりますが、電力量料金は使用電力量に応じて課金されます。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bでの事例では、10Aで280.80円、15Aで421.20円です。20Aであれば561.60円、30Aは842.40円、40Aは1123.20円と細かく分けられています。より大きなアンペア数になると、50Aで1404.00円、60Aで1684.80円です。現在契約しているアンペア数がどれなのかわからない人は、電力会社から発行される検針票を確認しましょう。もしくは、自宅に設置されている分電盤でも確認できます。

【東京電力エナジーパートナー 従量電灯B】

  契約アンペア(A) 料金(税込)
基本料金 10A 280.80円
15A 421.20円
20A 561.60円
30A 842.40円
40A 1123.20円
50A 1404.00円
60A 1684.80円
    料金(税込)
電力量料金 最初の120kWhまで(第1段階料金) 19.52円
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) 26.00円
上記超過(第3段階料金) 30.02円

アンペア数を変えれば料金は変わる

アンペア数を変えると基本料金が変わるため、電気代を節約することにつながります。たとえば、東京電力従量電灯Bの場合、50Aから30Aに変更するのであれば、月々561.60円電気代が安くなり、1年間でみると基本料金だけで6739.20円もの節約になるのです。アンペア数の変更は、契約している電力会社に連絡することで手続きを行えます。

一人暮らしに必要なアンペア数とは?

一人暮らしで使用するアンペア数は、20Aもしくは30Aが一般的な目安です。一人暮らしの場合に必要な消費電力の目安は、エアコンの使用では暖房が6.6A(常時運転)、冷房が5.8A(常時運転)になります。暖房と冷房で差があり、比較すると暖房のほうが使用する電気の量が多くなるのです。比較的小さなサイズの冷蔵庫は2A、蛍光灯の照明は0.7〜1A、LED照明の場合は0.3~0.6Aとされています。テレビで使用する電気の量は2A、電子レンジは15A、炊飯器は13Aほどが目安です。掃除機なら2〜10A、アイロン14A、ドライヤー12A、洗濯乾燥機はドラム式であれば13Aが平均的なアンペア数です。それぞれの家電は、使い方や部屋の大きさによっても異なりますが、一人暮らしでは30Aあれば余裕をもって生活できるといえるでしょう。

電化製品消費アンペア常時運転工夫して使用
エアコン(暖房)6.6A 
エアコン(冷房)5.8A 
冷蔵庫2A 
蛍光灯照明0.7~1A 
LEC照明0.3A~0.6A 
テレビ2A 
電子レンジ15A 
炊飯器13A 
掃除機2~10A 
アイロン14A 
ドライヤ12A 
洗濯乾燥機(ドラム式)13A 

※電化製品の消費電力は目安です。
※エアコンは暖房と冷房をどちらか利用で判断ください。

また、一人暮らしで使用するアンペア数の目安を考えて決めるのもひとつの方法として有効ですが、全体でどの程度の電気を使用しているのか、アンペア数を計算すると確実です。具体的な数字を割り出すことによって、アンペア数が足りない、もしくは大きすぎて余計な出費になるなどの失敗を防げます。算出方法は、実際に使用する電化製品の消費電力(W)を電圧(V)で割るだけで、適切なアンペア数を出すことが可能です。たとえば、消費電力が1200Wのドライヤーの場合であれば、1200W÷100V(日本の電圧)で、12アンペア必要ということになります。

消費電力(W)÷ 100V(日本の電圧)=消費アンペア(A)

アンペア数を変える場合の注意点

アンペア数を変える際には、主に5つの注意点を認識したうえで検討しましょう。
1つ目は、ブレーカーが落ちやすくなるリスクです。アンペア数を極端に下げることによって、実際に使用できる電力量が足りなくなり、ブレーカーが落ちやすくなります。
2つ目は、使用できる電力量が設定されている可能性があることです。特に、マンションやアパートのような集合住宅や、築年数が経過している物件の場合、使用できる電気の最大容量が定められているケースもあります。最大容量以上のアンペアにしたいのであれば、ブレーカーを交換したりケーブルを太いものに変えたりする電気工事が必要です。最大容量および工事の可否について、賃貸物件の場合は管理会社もしくは家主へ確認をしましょう。

3つ目は、工事を行う際の出費です。アンペアを変更するにあたって工事を行うことになれば、基本料金が下がるとしても工事費がかかる場合があります。通常工事費は電力会社負担で無料ですが、自宅の設備の状況によっては工事費がかかり、工事費の支出が節約分を上回る可能性があります。電気の使い方に改善の余地がないのか、工事が必要になる場合には費用を支払ってまでアンペア数を変更したいのか、十分に検討してから判断する必要があるでしょう。
4つ目は、賃貸の場合にどの程度の期間住む予定かを考えることです。アンペア数の契約は1年単位が一般的なので、今後も長い期間住むのであれば検討する価値はあるでしょう。1年未満で転居する予定であれば、アンペア数は変更せずに過ごしたほうが無駄な出費がかかりません。

5つ目は、転居の際には元のアンペア数に戻さなければならないことです。賃貸物件では、転居の際に入居したときとは異なる状態にした箇所を入居時と同じ状態に戻すという、「原状回復の義務」が課せられています。つまり、契約しているアンペア数を変えたのであれば、退去時には元に戻さなければなりません。転居前に管理会社や家主へ連絡を入れ、対応方法を指示してもらいましょう。

この記事のまとめ

一人暮らしでの電化製品の使い方を見直し、一度自分の消費電力量を計算してみるものいいでしょう。契約アンペアを見直し自分のライフスタイルに合ったアンペアに変更すると電気代の基本料金を節約できるかもしれません。

  • 電気代の基本料金はアンペア数で決まり、アンペア数を変えれば電気代が変わる
  • 一人暮らしに必要なアンペア数は平均20A~30A
  • 契約アンペアの変更にはアンペアブレーカーの変更の注意点を確認しておこう

アンペア数を変更する作業そのものは短時間で完了することが多く、手間はかからないものです。しかし、必ずしもアンペア数を変更できるとは限りません。アンペア数を変えられない場合は電力会社を変更してみるのも、電気料金を節約する方法のひとつです。実際に使用している電力量を具体的に算出し、アンペア数を変える際の注意点も加味したうえで、最もお得になる方法を検討しましょう。

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