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電気代節約の豆知識

知って得する!電気代を安く抑える暖房器具の使用方法

2018年11月5日

暖房の電気代に頭を悩ませている人にとって、毎年冬は暖冬なのか例年よりも寒くなるのかおおいに気になるところでしょう。そこで、電気代の節約をしたいと考えているあなたに、電気代を安く抑える暖房器具の使用方法や主な暖房器具それぞれの特徴について説明します。

暖房器具の使い方を工夫するだけで電気代が安くなる?

「寒いから」とただ漫然と暖房器具を使っていたのでは、電気代は上がる一方です。暖房器具にかかる電気代の節約には、暖房器具の使い方を工夫することが大切です。

暖房器具には利用する場所の広さや目的によりさまざまなタイプがあります。電気代を節約するためには、暖房器具それぞれの特徴を知り、適切な場所で適切な使い方ができるようにうまく使い分けることがポイントです。

具体的な使い方について、以下説明していきます。

部屋全体を暖めたいならエアコンやファンヒーター!

部屋全体を暖めるという目的であれば、エアコンやファンヒーターを使って暖めるのが効果的です。これらの暖房器具は、空間全体を温風の循環で暖める特徴があります。エアコンは広い空間全体を暖めたい場合に向いている暖房器具です。ファンヒーターは、狭い部屋でも室内全体を暖めたい場合に向いています。

ただし、エアコンやファンヒーターは、吹き抜けのある空間が広い部屋では全体が暖まるまでに時間がかかり、広さに応じたパワーの運転能力も必要です。設定した温度に到達するまでにかなりの電力を消費することになります。比較的新しいエアコンなら電気消費量を抑えた運転ができるものが多いでしょう。しかし、省エネ運転などの機能がない古いタイプのエアコンでは、新しいエアコンとの年間の電気消費量の差にかなりの違いが見られます。

メイン暖房との併用で快適なこたつ

こたつは頭寒足熱に適した暖房器具ですが、特に寒冷地でなくても真冬にこたつだけでは不安でしょう。あくまでもメインの暖房器具と併用の、補助的暖房器具として使うのがふさわしいです。

こたつは、スイッチを入れればすぐにヒーターの熱で中が暖まります。エアコンやファンヒーターに比べると暖まるまでのスピードが早いため、体が冷えてすぐに暖を取りたいときに重宝します。そもそも暖める空間が狭いうえ、こたつ掛け布団やこたつ敷きなどを使うことにより、保温性も十分です。そのため、中が暖まるまで高温にしてから低温に切り替えてもかなり暖かさが保持されるのも節電に効果があります。

こたつに入れた手足などの体の一部を温めることで体感温度が上がり、室内空間を暖めているメイン暖房器具の設定温度を下げることが可能です。そうすることにより、パワーを必要とするため電気代がかかるメイン暖房器具の電気代を節約することができます。もちろんこたつそのものの電気代は安く、1時間当たり3~5円で済ますことができます。

電気ストーブは短時間の使用が効果的!

ハロゲンヒーターやカーボンヒーターなどの電気ストーブは短時間や足元などのスポットを温める場合に用いるのが電気代を抑えるコツです。

電気ストーブは、本体から発する赤外線や遠赤外線の熱エネルギーが、輻射熱によって正面のものを温めるものです。空気などの気体を介さず、電気で温め直接電磁波で伝える熱を発生させます。燃焼系の暖房器具とは異なり、空気を汚す心配がありません。スイッチを入れ通電すればすぐに熱くなるため即暖性があり、正面に近づけばかなりの暖かさが感じられます。

しかし、空気そのものを暖める能力は弱いため、部屋全体を暖めるのには向いていません。リビングなどの広い部屋で使うにはパワーも不十分で、電気代も上がってしまいます。電気ストーブもこたつ同様、メインの暖房器具と併用して使うサブの暖房器具という使い方が向いています。

冷え性のためデスク周りやキッチンの立ち仕事の際の足元に置くなど、温めたいスポットが決まっている場合に頼りになるでしょう。帰宅してすぐに体を暖めたいときなどは電気ストーブの正面で暖まることができます。しかし、同時にエアコンの運転を開始して部屋全体が暖まるまでのつなぎとして短時間のみ使用するとよいでしょう。

料金プランの見直しで電気代は節約可能!

暖房器具はマンションやアパートなどの集合住宅では、灯油などの危険物の持ち込みを禁止しているところがあり、エアコンに頼らざるを得ないこともあるでしょう。そのため、毎冬かなりの電気代がかかることになっても止むを得ないと諦めの気持ちもあるのではないでしょうか。

そのようなときはエアコンだけでなく、他の補助的な暖房器具を併用して使うのがおすすめです。メインとサブの暖房の特徴であるメリットとデメリットが気にならず効率的な使い方ができるでしょう。それぞれの暖房器具を目的に合わせて使い分ければ電気代の節約にもつながります。

しかし、もっと根本的に電気代の節約を目指したいなら、電気料金のプランの見直しを検討してみることをおすすめします。2016年4月に電力自由化が施行されました。各家庭では、従来の地域の電力会社から、新たに参入した電力の小売会社と自由に契約することができるようになりました。

大手の通信事業者やガス会社など、さまざまな企業が電気の小売事業に進出しています。スマホやガスなどと一緒に契約すれば割引が適用されるものなど、電気代が安くなるさまざまな特典がたくさんあります。自分の場合、どの電力会社やプランが合っているのか調べてみるとよいでしょう。年間ではかなりの電気代を節約することも可能です。

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