ザイグルボーイは非常に便利なので、家庭に取り入れて利用している人も増えてきています。ザイグルボーイを使用している人はどれくらい電気代がかかるのか、気になるのではないでしょうか。こちらの記事ではザイグルボーイを利用するとどれくらいの電気代がかかるのかとザイグルボーイのメリットやデメリットを詳しく説明していきます。
目次
ザイグルボーイとは?
「ザイグルボーイ」はホットプレートの一種です。焼肉や鉄板焼きはもちろん、焼き芋なども楽しめます。また、一般的なホットプレートとの違いとして、熱源を上部に持ってきているため、高さがあるのが特徴です。自宅で焼き肉をすると匂いが気になりますが、ザイグルボーイはプレートの熱と遠赤外線煙の放射で肉や魚を焼いているため煙が出るのを抑えることができ、匂いも残りにくいです。油ハネも少ないため掃除の手間も軽減できます。
ザイグルボーイの電気代はどれくらい?
ザイグルボーイの電気代を計算する場合、まずは1kWhあたり何円なのかを知っておく必要があります。1kWhは、1000Wの電化製品を1時間使用したときの電気量のことです。1kWhの電気料金については、各電力会社によって違いがあるので、前もって確認しておくと良いでしょう。ザイグルボーイの消費電気量は1200Wなので1時間使用した場合の消費電力量は1200Wh、つまり1.2kWhです。もし、1kWhあたりの電気料金が27円だと仮定した場合、ザイグルボーイを1時間使用したときの電気代は約32.4円となります。3時間ほど使用し続けた場合の電気料金は約97.2円ですから、毎月週1度ザイグルボーイを使用しても電気代は約486円です。
ザイグルボーイの電気代は1時間で約30円程度ですが、通常のホットプレートとさほど変わりません。ホットプレートもメーカーや機器によって様々ですが、一般的には消費電力が1300W程度の商品が多いようです。1300Wのホットプレートを1時間利用すると電気代は約35.1円なのでザイグルボーイの方が少し電気代が安いです。しかし、大きく電気代を節約できるわけではないのでよくホットプレートを利用するという家庭で、電気代の節約も兼ねてザイグルボーイへの買い替えを検討しているという事であれば電気代の節約効果はあまりないかもしれません。その場合は、電力会社の変更などで電気代を安く抑える方法を検討した方が電気代の節約効果が大きいです。
ザイグルボーイ(1200W) | ホットプレート(1300W) | |
---|---|---|
1時間使用電気代 | 32.4円 | 35.1円 |
3時間使用電気代 | 97.2円 | 105.3円 |
週1回3時間使用 | 486円 | 526.5円 |
※1kWh当たりの電気代は27円で計算
ザイグルボーイのメリット
ザイグルボーイのメリットは大きく分けて5つあります。それぞれについて詳しく紹介していきましょう。
油汚れが出ない
ホットプレートで焼肉などをすると煙がでたり匂いが気になったり、ストレスを感じることも少なくありません。一般的なホットプレートは熱源が下にあるため、食材から落ちた脂が燃えやすくなっています。油ハネは、高温のプレートに食材の水分が落ちる際に油を含んだ状態で飛び散ることです。ザイグルボーイは一般的なホットプレートほど高温にならないので、油ハネ自体を減らすことが期待できるのです。さらに、食材から出てきた余分な脂は油受け皿へ流れていく仕組みになっており、こちらも油ハネを減らせる理由となっています。
片付けが楽になる
ザイグルボーイのキッチンペーパーで拭くだけの簡単処理で良い点は大きなメリットです。一般的なホットプレートの場合、プレートを洗いにくい構造になっていたり焦げや汚れが1度こびりつくと落ちにくかったりします。また、焼肉などをする度にテーブルや床が飛び散った油でべたべたと汚れてしまうのも困ってしまいます。しかし、ザイグルボーイは上にヒーターがついているので表と裏を同時に焼け、焦げにくいため片付けの手間を減らせます。汚れてもプレートにフッ素加工が施してあり、スポンジでさっとこするだけできれいに汚れを落とすことが可能です。
美味しく食べられる
ザイグルボーイは、遠赤外線を採用しているので、食材の外側と内側を同時に焼くことができるのも便利な部分でしょう。遠赤外線は食材の表面だけではなく、中の奥まで浸透する特徴を持っているため、食材を焦がすことなく食材の中まで焼くことができます。ザイグルボーイは、素材から出てくる肉汁・野菜の水分などを最小化するのです。つまり、その分おいしく、食材の栄養成分もしっかりと体内に取り入れることができます。
いろいろな料理ができる
焼肉はもちろん、焼き魚や焼き芋をザイグルボーイでするのも人気となっています。焼き魚は特に焼くときの匂いが気になる食材なので、できるだけ匂いを抑えられるザイグルボーイで焼くのはおすすめです。また、フッ素加工をしてあることと遠赤外線効果があることから、焼き芋や焼きモチを焼くのにも向いています。鶏肉や海鮮もの・ハンバーグ・焼きおにぎりやパエリアなどを調理することもできるのが便利です。焼き肉以外でも活躍するためいろいろな料理に使う事ができます。
解凍や温め直しもできる
冷凍のピザや冷凍食品は電子レンジで温めることが多いですが、ザイグルボーイがあれば電子レンジよりおいしく温められることが期待できます。スーパーで買ってきた惣菜を温め直したいときにも便利です。遠赤外線効果があるため、天ぷらやフライドチキンなどを温め直すとそのおいしさが非常にわかりやすく感じられます。余分な脂は落ちるのでヘルシーですし、外はサクサク・中は天ぷらであればふっくら・フライドチキンであればジューシーに仕上がるのでおいしいのです。
ザイグルボーイのデメリット
ザイグルボーイのデメリットについても紹介しましょう。
収納が難しい
一般的なホットプレートは直径はあるものの、平らな形状をしており、空いているスペースに収納しやすいことがメリットの1つです。ところが、ザイグルボーイは熱源が上部に設置されていることから高さがあります。これによって、収納スペースは縦横広めの場所でなければいけません。
焼ける時間が遅い
ザイグルボーイはその構造上、ホットプレートより食材が焼けるまでの時間が遅くなります。しかし、予熱をしたりオプションの高さ調整アダプターを使ったりすることで早く焼くことも可能です。また、厚みのある肉を焼く際にも早く焼けます。これは遠赤外線が外を焼くと同時に内側も焼くからです。ステーキなどを焼くときには、ザイグルボーイは早くおいしく焼けるので便利でしょう。
焼き加減が分かりにくい
ザイグルボーイの熱源は上部についており、ヒーターの色で焼いている食材がオレンジ色に見えます。食材の焼け具合を色で判断しにくいので、確認したいときには調整ダイヤルでヒーターを一時的に消しましょう。最初は使い慣れませんが、何度か調整しているうちに慣れてきます。
完全に油ハネを防げるわけではない
ザイグルボーイは油はねをできるだけ減らす構造にはなっていますが、100%防げるわけではありません。たとえば、早く食材を焼きたいからと高さ調整アダプターを利用したりドーム型プレートの頂上で脂の多いものを焼いたりすると油はねしやすくなります。ちなみに、標準である丸型プレートを使用する分には油はねはテーブルの上が汚れる程度なので、軽く拭けばきれいにできます。
この記事のまとめ
自宅で匂いが残る焼き肉などを行ってもザイグルボーイを使えば煙を抑えてくれるため匂いも残りにくく油ハネも抑えてくれます。焼き肉以外でもたくさんの調理に利用することができるので家族で食卓を囲むことが楽しくなる調理器具です。電気を利用することができる環境であれば室外で行うバーベキューやパーティに利用することも可能です。電気代も従来のホットプレートと変わりません。
- ザイグルボーイはホットプレートの一種でプレートの熱と赤外線で食材を焼く
- ザイグルボーイは、煙が出にくく匂いが残りにくい特徴があり、油ハネも少ない
- ザイグルボーイと従来のホットプレートの電気代は大きく変わらない
ザイグルボーイにはメリットもデメリットもあるのを理解したうえで使用する必要があります。しかし、使用する際にかかる電気代は安いので、外食で焼肉を食べに行くより節約になる可能性があります。また、生活費の見直しをするときにライフスタイルや家庭用電化製品の使い方の見直しをするのも良いのですが、電気の使い方そのものは変えずに電気代を節約するためには、電力会社の変更をするのも1つの方法です。