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電気代節約の豆知識

炊飯器の電気代はいくら?節約のための保温時間とは?

2017年10月18日

炊飯器はほとんどの家庭で毎日使用されています。ご飯が炊きあがったら自動的に保温に切り替わり、スイッチを切らない限りずっと保温されます。多くの家庭では、朝に炊いたご飯を保温しっぱなしで、夜も食べているのではないでしょうか。保温には思った以上に電気代がかかります。そもそも炊飯や保温には電気代がいくらかかるのでしょうか。

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知っていますか?炊飯器の炊飯時と保温時の電気代

炊飯器の炊飯と保温にはいくらの電気代がかかっているのでしょうか。炊飯器の加熱方式にはIH式とマイコン式があります。IH式は電磁誘導加熱方式とも言われ、内釜自体が発熱する方式で一気に加熱します。マイコン式とは、ヒーターの熱によって内釜を加熱するマイコン制御のものをいいます。

それぞれの方式の炊飯器で、5合炊き(3合以上5.5合未満)、1升炊き(5.5合以上8合未満)の大きさの炊飯器の電気代を計算してみます。なお、1kWhあたり27円として計算します。

IH方式5合炊きの場合は、炊飯に121Whなので(121÷1000)kWh×27円/kWh=約3.27円、1時間当たりの保温は14Wなので同様に計算して約0.34円です。IH方式1升炊きの場合は、炊飯に158Whなので約4.26円、1時間当たりの保温は16Whなので約0.43円となります。

マイコン方式5合炊きの場合は、炊飯に97Whなので約2.61円、1時間当たりの保温は10Wなので約0.27円、マイコン方式1升炊きの場合は、炊飯に160Whなので約0.43円、1時間当たりの保温は18Wなので約0.48円となります。

どの場合も、10時間保温した場合の電気代が、ほぼ炊飯1回に相当することがわかります。10時間も保温するのならば、もう1回炊飯しても同じなのです。

保温するより電子レンジで温めるほうが得って本当?

炊きあがったご飯をそのまま保温しない場合、多くの家庭では冷凍保存をしています。いつでも温かな炊きたてご飯を食べたいと思う場合にも、炊けたご飯をすぐに冷凍して、食べる直前に電子レンジで温めると炊きたての美味しさを味わうことができます。

電子レンジは消費電気量が多いため、電気代がかかるように思われますが、実際はどうでしょうか。冷凍したご飯を温める場合は、茶碗1杯分を想定すると電子レンジでのあたためは3分程度かかります。一般的な家庭用電子レンジの消費電力は700Wですから、これで計算してみます。

1kWhあたりの電気代を27円で計算すると、(700÷1000)kW×(3÷60)時間×27円/kWh=約0.94円となります。前述の炊飯器のうち、IH式1升炊きを例にとって計算すると、1時間保温は0.43円、3時間保温で1.29円となりますので、3時間以上保温するのなら冷凍して電子レンジ解凍をしたほうが得であるといえます。

家族4人分を別々に温めたとしても、3.7円ですので、9時間保温した場合の3.8円よりも安価です。9時間を超えるのなら、電子レンジを利用したほうがお得になります。

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時短となる「早炊きコース」は節約にならない?

ほとんどの炊飯器には「早炊きコース」が設定されています。うっかりご飯を炊き忘れたり、ご飯が急に無くなってしまったりして時間がないときには非常に便利な機能です。

早炊きコースでは普通の炊飯のおよそ半分程度の時間で炊き上げることができます。短い時間で炊くのだから、電気代もかからないのではないかと思いがちです。しかし、メーカーや機種にもよりますが、通常の炊飯よりもむしろ電気代がかかるものもあるのです。

早く炊き上げるということは、内釜の温度を一気に上げる必要があります。そのためには、通常よりも多くの電力を使います。たとえ時間は短くても、機種やメーカーによっては通常よりおおむね1.2倍から1.3倍程度の消費電力があります。実際に電気代を計算すると、通常の炊飯よりも1円程度高くなる場合があるのです。

時間短縮になるからといって、「早炊きコース」の安易な利用はしないほうがよいでしょう。節約のためには、「早炊きコース」を利用することはできるだけ控え、通常の炊飯で炊きあげられるように、計画的に炊飯器を使用することが大切です。

炊飯器の上手な節電方法とは

炊飯器は毎日使うものですから、毎日のちょっとした工夫で節約することができます。まずは、家族に合った機種を選ぶことが大切です。大は小を兼ねるということで、少人数の家族で1升炊きの炊飯器を買ってしまうと、少ない量の米を大きな電力量で炊くことになり、無駄な電力を使用してしまいます。家族の状況を考慮して、適切な大きさを選びましょう。

そして、電気代を節約する一番の方法は、保温時間をできるだけ短くすることです。もちろん、便利な機能ですので全く使わないというわけにはいきませんが、保温したとしても1回につき4時間までとしましょう。4時間を超えて、7~8時間も保温するのであれば、2回に分けて炊いたほうが電気代はお得になります。

保温時間を短くするためには、食事時間を考えて、ちょうど食事時間に炊きあがるようにタイマー炊飯を利用するのがよいです。その時には、できるだけまとめて炊いて、すぐに食べなかったご飯は冷凍保存しましょう。すぐに冷凍すれば、炊きたての美味しさのまま冷凍保存できますので一挙両得です。

また、使用しないときにはプラグを抜くことも忘れてはいけない節約方法です。コンセントにプラグを差しておくと待機電力がかかります。炊飯器単体の待機電力はわずかなものですが、他の家電も合わせると全体としては無視できない消費量になります。待機電力の消費量は一世帯が消費する電力のうち5.1%を占めているという調査もあります。
(一般財団法人省エネルギーセンター「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書」)

参考記事:

待機電力は全体の5%も!使用していない家電はプラグを抜こう

続きを見る

毎日の積み重ねが節約に繋がる

365日休みなく稼働している炊飯器は、便利なものですが、日々使っているために電気代についてあらためて考える機会がないかもしれません。知らないうちに無駄な使い方をしていることもあります。毎日使用するので、ちょっとした無駄な電気代の積み重ねが1年たてば大きくなります。同様に、毎日少し電気代を節約すれば、1年後には大きな節約に繋がっていくのです。炊飯器は、ご飯を保温しておく道具ではないのだと認識して、上手に利用して毎日の電気代を節約しましょう。

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