電気料金プランの比較で電気代を節約!

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電力自由化とは

電力自由化でどうして電気代が安くなるの?

2017年10月23日

2016年4月から始まった電力自由化は、「今までよりも電気料金が安くなる」と一躍話題になりました。新しく契約できるようになった電力会社はさまざまな料金プランを掲げているので、自分のライフスタイルに合ったもの選べば出費を抑えることができます。しかし、どうして新電力会社なら料金が安くなるのでしょうか?今回は電力自由化によって電気代が安くなる仕組みを分かりやすく説明します。

新電力は料金単価が安い!

まず事実として、新電力の電気料金が安いということを示しておきます。資源エネルギー庁の電力小売全面自由化の進捗状況(2017年7月7日)(P.7)によると新電力は従来の電力に比べて、販売単価が約4%安くなっています。これまでの規制料金の単価が22.2円でしたが、新電力は0.9円安い21.3円に下がっています。

分かりやすい例では、HTBエナジーの「たのしいでんき」があります。たのしいでんきはその地域の既存電力会社の規制料金より基本料金(最低料金)・電力量料金ともに5%安い料金設定のプランを出しています(関西電力エリアと四国電力エリアは5%安くなる料金設定ではありませんが、多くの方が規制料金より安くなります)。電気使用量によらずに電力会社を切り替えるだけで電気代を安くすることができます。

それでは、新電力はどうして電気料金を安くできるのでしょうか。次からその理由を探っていきます。

新電力は大規模な設備投資が必要ない

新電力が安いもう1つ目の理由として、大規模な設備投資が必要ないことが挙げられます。既存電力会社は地域全体の消費者が最も多く電気を使う時にショートしないように、ピークの使用量を考えて設備投資を行っています。非常に大規模な設備を使用・管理しているため、莫大なコストがかかっているのです。実はその費用は電気料金に含まれているので、これまでは消費者側が支払っていました。

一方の新電力はある程度ターゲット層を絞って電力を供給することによって、小規模な設備で運営できるようになっています。また、管理する範囲が狭いので人件費も安く済みます。管理費や人件費といった費用が安く済むので、その分電気料金も安くできるのです。これが、電力自由化によって電気料金が安くなる仕組みの一つです。

「設備投資していないから、いきなり電気が切れることもあるの?」と不安を抱く人もいるでしょう。しかし、実は電気が供給(送配電)されるシステム自体はこれまでと同じです。送配電はこれまでと同じ電力会社(送配電事業者)が行い、仮にある会社の電気供給が不足した場合は既存電力会社がバックアップすることとなっています。もちろん、その分の料金は新電力から既存電力会社へと支払われるので不公平ということはありません。

新電力はターゲットを選ぶことができる

既存電力会社は地域全ての人を対象に電気を供給するため、世間一般の使用量を考えて料金を設定しています。しかし、新電力はターゲット層を絞って料金単価を決めているので、自分に合ったプランを探せば大幅に料金を安くできる可能性があります。

特に電気の使用量が多い家庭への供給は利益も大きくなるので、新電力は料金単価を抑えて契約の獲得を競争しています。この層については、元の料金単価が高いので多少下げても利益を確保できるのです。なぜ高くなっていたのかというと、日本の電気料金単価はオイルショックの経験から電気使用量が多くなると料金単価が上がる仕組みとなっていて、震災後の電気料金の値上げも、電気使用量が多いほど料金単価の値上げ幅も大きく設定されためです。

既存の電力会社もただ黙って見ているだけではなく、自由化後用の新しい料金プランを発表しています。電力会社を変えるのに抵抗がある人はまずは既存電力会社内でプランの変更を体験してみましょう。

新電力は電力だけで大きな利益を得る必要はない

既存電力会社は電力事業に特化しているため、電力事業で稼いでいくことが必要です。一方で新電力会社は他の業界で活躍している会社が、電力自由化を機に電力業界へ参入してきたケースが多いです。そのため新電力会社は携帯電話・ガス・クレジットカード・通信サービスといった、電力以外のメイン事業を行っています。電力事業での利益が小さくても、メイン事業で利益を増やすことができれば問題ありません。利益を得る手段が2つあるため、電気料金を安くできるのです。

さらに、新電力会社はメイン事業と電力事業を両方契約した人に対して、セット割引を設けています。電力事業を通してメイン事業の契約数増を図り、利益を生み出しているという仕組みです。また、メイン事業の勧誘と同時に電力事業の勧誘も行えるため、宣伝広告費をおさえることも可能です。

電力会社を選ぶ時は料金単価だけではなく、セット割引やその他のサービスまでチェックするとさらにお得な料金プランが見つかるかもしれません。

是非自分に合った電力会社を探してみてください

新電力会社は上で説明した理由から、従来の割高な電気料金から値下げを実現しています。是非安くなる仕組みを理解した上で、自分に合ったプランを探してみてください。

どの電力会社を選べばよいかわからないという人は、ぜひインズウェブの電気料金比較サービスを利用してみてください。多くの電力会社・プランの中から、自分にあった条件で安くなるものを見つけることができます。

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