特に冬の寒い時期など飼っているペットによっては必須となってくるペット用のヒーターですが、長い時間つける場合は電気代が気になります。ペット用のヒーターはどれくらいの電気代がかかるのか紹介していきます。
電気代を算出するための計算式
個別の話をする前に電気代を出すための計算式の話をしたいと思います。何Wのものを利用していても、またペットヒーター以外の家電でもこの式で計算できるので覚えておくとお得です。
電気代を算出するための計算式は、
電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間×1kWhあたりの電気代
です。
消費電力は、製品に記載がある40Wや100Wなどの数値です。これを1000で割ることによって単位をkWに変換しています。使用時間は時間単位の数字をかけてください。30分の場合は0.5時間です。1kWhあたりの電気代は、契約している電力会社や使用量などによって異なります。より自分に合わせた数字を知りたい場合は、電気ご使用量のお知らせ(検針票)を確認して、電気代を電気使用量で割った数字を用いてください。検針票がない場合は27をあてはめて計算してみてください。27円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会「新電気料金目安単価」に基づく数字です。
たとえば、100Wのヒーターを1日10時間、30日間した場合の電気代は、100(W)÷1000×10(時間/日)×30(日)×27(円/kWh)=810円と計算できます。
W数ごとの電気代
上の計算式をもとに1日10時間、30日間使った時の電気代をペットヒーターのよくある消費電力ごとに計算しました。1kWh当たりの電気代は27円としています。
どれくらいの消費電力のペットヒーターが必要なのか、何時間つける必要があるのかは飼っているペットの種類によって異なりますので、使用の目安はペットショップの店員さんなどに確認してみてください。
8W:64.8円(=8W÷1000×10h×30日×27円/kWh)
20W:162円(=20W÷1000×10h×30日×27円/kWh)
40W:324円(=40W÷1000×10h×30日×27円/kWh)
60W:486円(=60W÷1000×10h×30日×27円/kWh)
100W:810円(=100W÷1000×10h×30日×27円/kWh)
サーモスタットがあると安心
ペットヒーターをつけっぱなしにしておくと、どんどん温度が上がり過ぎてしまいます。夜、寝ている間にに温度が上がりすぎてペットが弱ってしまったということがないようにサーモスタットがあると安心です。
サーモスタットは温度の上がりすぎを防いでくれる装置です。ヒーターにつないで使用し、設定した温度を超えると自動でヒーターがオフになります。また、ヒーターの電源がオフになった後に温度が下がった場合は自動的にヒーターをつけてくれます。
大切なペットを守るために、ペットヒーターと併せてサーモスタットも設置しましょう。