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電気代節約の豆知識

有機ELテレビの電気代は?メリット・デメリットも紹介!

2019年2月27日

ハイエンドモデルのスマートフォンは有機ELディスプレイが搭載されることが一般的になってきましたが、テレビでも有機ELディスプレイを搭載したものが増えてきました。そこで、有機ELテレビにかかる電気代や、有機ELテレビのメリット、デメリットなどについて説明します。

有機ELテレビは液晶テレビよりも電気代がかかる!?

テレビの電気代はディスプレイの大きさや解像度のほか、ディスプレイの種類によって変わります。有機ELは液晶テレビよりも高画質ですが、電気代が高くなりやすいのが特徴です。

たとえば、PanasonicのVIERAには、有機EL(型番:TH-55FZ950)と液晶の2種類があります。55インチで4Kの有機ELテレビの年間消費電力量は176kWh/年、年間の電気代は4,752円です。一方、同じインチ数で4Kの液晶は、年間の消費電力が144kWh、年間の電気代は3,888円ほどになります。有機ELテレビの方が年間で約900円電気代が高くなります。なお、電気代は27円/kWhで計算した場合の価格です。

電気代の計算方法

VIERAだけでなく、自分が持っている、あるいは購入するテレビの電気代を知りたいという場合は以下の計算式を利用して計算しましょう。この計算式はテレビだけでなく、他の家電にも利用できます。

[su_note note_color="#F4FA58" text_color="#333333" radius="3" class=""]電気代=消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代[/su_note]

まずはテレビの消費電力を調べましょう。消費電力はテレビの説明書や、メーカーのオフィシャルサイトなどに記載されています。スペックの紹介欄に書かれている「60W」や「130W」などの数字が消費電力です。

次に知る必要があるのは1kWhあたりの電気代です。説明書やメーカーのサイト、カタログなどで電気代の記載がある場合は27円/kWhで計算されています。より自宅に合わせた電気代を知りたい場合は、検針票などを確認して、電気代の請求額を電気の使用量で割った数値を利用しましょう。

同じ有機ELでもスマホとテレビでは結果が違う!

有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンは液晶よりも省電力性が優れていて電池が長持ちすることを売りとしています。なぜテレビとスマートフォンで結果が違うのでしょうか。

有機ELパネルにはいくつかの方式があり、テレビに使われているのは「RGBW方式」です。白く発光する有機ELパネルと、カラーフィルターという部品を組み合わせ、カラーの映像を映します。しかし、光がカラーフィルターを通過すると、輝度が30%以下まで下がってしまうのです。そのため、液晶よりも大幅に輝度を上げないと、画面が暗くなってしまいます。結果として、多くの電力が消費されるのです。

スマートフォンに用いられる有機ELパネルは「RGB方式」といい、テレビに使われるパネルとは方式が異なります。RGB方式の有機ELパネルはカラーフィルターがいらないので、消費電力を抑えられるのです。液晶パネルと比較すると30%ほど消費電力が少なく、スマートフォンの電池がより長持ちします。

有機ELテレビのメリットとデメリット

有機ELテレビのメリット・デメリットを紹介します。有機ELテレビの購入を検討している場合は、購入前に良い点も悪い点も知っておきましょう。

有機ELテレビのメリット

まずは有機ELテレビのメリットを紹介します。有機ELテレビのメリットは以下の3つが挙げられます。

1.色鮮やかな映像

有機ELテレビの大きなメリットは、色鮮やかな映像が見られることです。バックライトで画面を光らせる方式の液晶テレビとは異なり、有機ELテレビは1つ1つの素子が発光します。そのため、自然光の影響を受けず、色ムラが生じにくいのです。特に、黒の表現に分かりやすい違いが現れます。同じ映像でも、液晶テレビと有機ELテレビで見た場合では、印象が大きく変わるでしょう。

2.薄くて軽量

液晶テレビよりも薄く、省スペースで置けるのも有機ELテレビのメリットです。液晶テレビの場合、薄型のモデルでも平均して8cmほどの厚さがあります。しかし、有機ELテレビなら最薄部が4.6mmというモデルも販売されているのです。また、バックライトが必要ない分、液晶テレビよりも軽量です。

3.視野角が広い

液晶テレビが見づらいと感じている人にも、有機ELテレビがぴったりです。有機ELテレビの視野角は約180度と広く、ほとんどテレビの真横にいても画面が見えます。画面が見えにくいからといってテレビの位置を変えたり、角度を調節したりする必要はありません。

有機ELテレビのデメリット

一方で、有機ELテレビにはデメリットもあります。以下の点には気を付けてください。

1.高価格

まずデメリットとして挙げられるのが価格の高さです。テレビ本体も高額ですが、液晶テレビよりも消費電力が大きいため、電気代まで高くなってしまいます。

2.最低でも55インチ

テレビは大型になるほど消費電力が多くなるため、小さめのものを選べば、ある程度電気代を節約することは可能です。しかし、有機ELテレビには小型のサイズがありません。最低でも55インチからです。部屋の広さや間取りによっては、設置するスペースを確保するのが難しい場合もあるでしょう。

 電気代が気になるのならば電力会社を変更しよう

画質を重視して有機ELテレビを購入したい、でも電気代が高くなるのは気になるという方は電力会社の変更を検討しましょう。

電力自由化以後、一般家庭でも電力会社の変更ができるようになりました。変更できる電力会社の中には地域の電力会社よりも基本料金や従量料金の単価が安いところが多くあります。つまりは、電力会社を切り替えるだけで電気代が安くできるのです。

電力会社の変更で色鮮やかな映像と電気代の節約を両立させましょう。

この記事のまとめ

最近増えてきた有機ELテレビには次の3つのメリットがあります。

  • 色鮮やかな映像
  • 薄くて軽量
  • 視野角が広い

しかし、有機ELディスプレイのスマートフォンとは違い、液晶テレビよりも電気代が高くなってしまします。

有機ELテレビを購入したい、でも電気代は気になるという方は電力会社を見直すことをおすすめします。基本料金や従量料金の単価が安いので電力会社を変えるだけで電気代を安くすることができます。

電力会社の比較は比較サイトを利用すると便利です。当サイトでも電力会社の比較サービスを提供しているのでぜひご利用ください。

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