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電気の基礎知識

周波数はなぜ2種類あるの? 50Hzと60Hzの違いについて解説

2019年7月5日

家庭で使う電化製品には、電化製品表示シールというものが貼ってあります。このシールに記載されている定格周波数は、50Hzと60Hzという2種類が存在します。同じ日本国内で、2つの周波数が存在する意味は何なのでしょうか。その歴史や違いを解説していきます。

東日本と西日本の周波数の違いについて

日本国内の電気は東日本で50Hz、西日本で60Hzと周波数が分かれています。同じ国で周波数が分かれていることは世界的にも珍しいことですが、なぜこのようなことになっているのでしょうか。原因としては、明治時代の発電機が関係しています。発電機とは、その名の通り電気を作り出すものです。当時は発電機を外国から輸入しており、東京はドイツ製のものを、大阪はアメリカ製のものを輸入しました。実はこの輸入した発電機がドイツ製のものは50Hz、アメリカ製のものは60Hzの電気を作るものでした。それが現代まで根付いて、地域による周波数の違いを生みだしています。つまり、国内の周波数が2種類存在することは、明治時代に輸入した発電機の規格の違いが由来となるのです。

この周波数がどの地域を境に分かれているのかも気になることでしょう。一般的には東日本が50Hz、西日本が60Hzといわれています。さらに細かくいうと、新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶ線を境にして、周波数が分かれます。ここから西側が60Hzで、東側が50Hzになるのです。また、一部地域には、50hzと60Hzの混在地域も存在します。このように周波数が分かれていると、普段使っている家庭用電化製品がどちらに対応しているのか気になるかもしれません。しかし、現代の家庭用電化製品の多くはどちらにも対応しているので、神経質になる必要はないでしょう。

もし、周波数による注意が必要としたら、ドライヤーを使う場合などです。例えば、大阪から東京に旅行に来た場合などは、周波数の違いでドライヤーが使えないときもあります。このように、一部の電化製品によっては周波数が限定されることもあるので、それには注意が必要です。

電化製品を購入するときのポイント

現代の電化製品のほとんどは50Hzと60Hzの両方の周波数に対応しています。しかし、一部の電化製品では未対応のものも存在します。具体的に未対応の可能性がある電化製品としては、電子レンジや洗濯機の家電をはじめ、蛍光灯を使う照明器具なども当てはまります。もちろん、これらの電化製品でも両方の周波数に対応しているものはあります。逆に、これらの電化製品以外でも未対応のものはあるでしょう。したがって、最終的には自分自身でどの周波数に対応しているのかよく確認することが大切になります。購入時はもちろん、購入済みのすべての電化製品の対応状況も調べ、その地域の周波数に未対応になっていないか確認すると安心です。

また、周波数で特に注意が必要なのが引越しをするときです。周波数が違う地域に引っ越す場合は必ずすべての家電を調べ、誤って使用することのないように気を付けましょう。未対応の周波数で電化製品を使用していると、故障の原因にもなるからです。最後に、家電を購入するときのポイントを挙げるとすれば、オンラインショップで購入するときは注意が必要になります。なぜなら、オンラインショップは全国の購入者に対応するために、50Hzと60Hz対応の電化製品を同時に扱っているからです。

したがって、オンラインショップで家電を購入するときは、いつも以上に対応周波数を気にする必要があるでしょう。なお、居住地近くの家電量販店なら、その地域に対応した商品しか扱っていないことが普通です。もし、対応周波数が心配なら、そちらで購入したほうが良いかもしれません。

電化製品の買い替えも有効な対策の一つ

古い電化製品は周波数が限定されているものが多いです。一方、近年の新しい電化製品は50Hzと60Hzの両方の周波数に対応しているものも多く、地域を気にすることなく使用することができます。このような事実からも、家電の買い替えができる場合は積極的に行っていったほうが、より暮らしが便利になるといえるでしょう。また、周波数だけではなく、新しい家電はエコ製品が多いという特徴もあります。エコ製品は古い電化製品に比べて節電性能が高く、電気代を節約できるという長所があるのです。

例えば、エアコンの電気代を見てみます。資源エネルギー庁のWEBサイトによると、エアコンの消費電力量は10年前と比べて約5%省エネとなっています。最新の製品になるほど省エネ技術が進化し、電気代も安くなることがわかるのではないでしょうか。したがって、このような節電の観点からも、古い電化製品を使用している場合には買い替えたほうが良いときもあるのです。特に電気代節約に悩んでいるなら、積極的に検討してみましょう。

この記事のまとめ

明治時代に輸入した発電機がドイツ製かアメリカ製だったかという事から日本では、東日本では50Hz、西日本では60Hzと周波数が分かれることになりました。今でも少なからず、周波数が限定されている電化製品はあるようです。これまでと違う周波数のエリアに引っ越す場合などは気をつけましょう。

  • 現代の電化製品のほとんどは、50Hz、60Hz両方対応されています
  • 稀に周波数が限定されている電化製品があるため、確認して購入しましょう
  • 未対応の周波数で電化製品を使うと、故障してしまう事があります

古い電化製品は、周波数が限定されていたり、消費電力が高く電気代が嵩んでしまう事があります。これを解決するには、周波数が限定されていない新しい省エネ商品に買い換えを検討する事も対策の1つでしょう。また、家庭全体の消費電力を再確認して、電気の利用方法を見直すことも考えてみましょう。元となる電力会社を変更して、電気代を安くするという方法もあります。家庭の電気代の見直しには、一括比較サイト などを使って、電気の使い方を変えず、今よりどのくらい電気代が安くなるのか確認してみるのも良いでしょう。いずれにせよ、電気代の節約方法はいろいろあります。自分にとって最適なものを選択できるようにしてみましょう。

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