電気料金プランの比較で電気代を節約!

本サイトのリンクには広告が含まれています。

電気代節約の豆知識

その電気プラン大丈夫?中部電力の新しいプラン知ろう

2019年9月30日

2016年に始まった電力小売全面自由化に伴い、電気料金を節約するために電力会社の変更を検討している人も多いのではないでしょうか。電力自由化前の中部エリアでは、低圧電力電気利用者の全員が中部電力と契約していました。そこで、気になるのが中部電力では全面自由化によって新しくできた電気プランには変更した方がいいのだろうかという事です。この記事では、中部電力の電気プランは自由化前と自由化後で何が違うのかについて紹介します。
※中部電力の電力販売やガス販売は2020年4月1日より中部電力の100%子会社である中部電力ミライズ株式会社が行っていますが、ここでは、「中部電力」と表記しています。

電力自由化前の電気プランと注意点

2016年の電力全面自由化前から、中部電力では基本プランとして「従量電灯A」「従量電灯B」「従量電灯C」があります。「従量電灯A」は、最大電流が5A以下で、電灯や小型電気機器を使用することくらいしかできないアンペア数のため、一般の家庭にはあまり関係がないプランといえるでしょう。そのため、契約容量によって基本料金が設定されている、「従量電灯B」と「従量電灯C」がスタンダードなプランです。また、「Eライフプラン」「タイムプラン」「ピークシフト電灯」という、用途に合わせて契約できるプランもあります。

「Eライフプラン」は、オール電化住宅を対象に割引対象となるプランで、「タイムプラン」はナイトタイム(23~7時)の電気料金が安く設定されているプランです。「ピークシフト電灯」は、夏の気温が上昇する時間帯である13~16時の電気料金を安く設定したプランとなっています。しかし、「Eライフプラン」「タイムプラン」「ピークシフト電灯」これらの3つのプランは、2016年9月30日に新規受付を終了しているので、利用している場合でも一度解約すると再申し込みできませんので注意しましょう。

電力自由化後の新たなプランと申し込み方法など

2016年4月から新たなプランとして登場したのが、「ポイントプラン」「おとくプラン」「とくとくプラン」「スマートライフプラン」です。

「ポイントプラン」と「おとくプラン」(従量電灯B/従量電灯C 6kVA 相当)

「ポイントプラン」と「おとくプラン」は、従来の電気プランである従量電灯Bと同じ基本料金、電力量料金ですが、中部電力のWebサービスである「カテエネ」でポイントが貯まる新しい電気プランとして登場しています。

「ポイントプラン」は、10A~30Aの電気使用量が少ない人や一人暮らしの方用のプランで、入会時に300ポイント、毎月の電気代支払い200円につき1ポイント付与などポイントを貯めることができます。貯めたポイントを電気代の支払いに使うとすると、従来のプラン(従量電灯B)から切り替えた方がお得です。

「おとくプラン」は、従来の40A以上の従量電灯Bと従量電灯Cで6kVAの人向けのプランです。「おとくプラン」も入会時の300ポイント付与と電気代の支払い200円に1ポイントのカテエネポイントを貯めることができることは「ポイントプラン」と同じです。更に「おとくプラン」は、カテエネ会員であれば毎月153ポイントの付与か153円の割引を受けられるのでお得です。カテエネ非会員でも「おとくプラン」は、毎月の電気代から102円の割引を受ける事ができます。Webサービスを利用することが難しいという人も40A以上の従量電灯Bと従量電灯Cの6kVAで契約しているという人は「おとくプラン」に変更した方がお得と言えます。

「とくとくプラン」(従量電灯C 相当)

「とくとくプラン」は、契約容量が7kVA以上の人を対象としており、従量電灯Cの料金単価に比べ、120kWhまでの電力料金単価を0.5円/kWh引き上げられている一方、300kWhをこえる電力料金単価は1.43円/kWh安く設定されています。そのため、電気使用量が多い場合は、「とくとくプラン」に変更するとお得になる可能性が高いです。また、「おとくプラン」と同じく入会時や電気代の支払いによるポイントの付与、153カテエネポイントの付与か電気代から153円の割引を受けられます。カテエネ非会員の人でも102円の割引特典がある事も同じです。

区分 単価 料金単価(10%税込)
従量電灯C とくとくプラン
基本料金 1kVA 286.00 286.00
電力量料金 最初の120kWhまで 1kWh 21.04 21.54
120kWhをこえ300kWhまで 25.51 25.51
300kWhをこえる 28.46 27.03

「スマートプラン」(Eライフプラン/タイムプラン/ピークシフト電灯 相当)

「スマートライフプラン」は、時間帯によって電力量料金単価が異なるプランで、ライフスタイルに合わせて時間帯を選択できるプランです。夜間の電気が安く設定されており、日中の外出が多いライフスタイルの人はお得に利用できるかもしれません。夜間(ナイトタイム)を、3つの時間帯タイプから選ぶことができるので、自分に合った時間帯を上手に選択する事で、電気を安く利用できる可能性が高いプランです。

中部電力のグリーンメニュー

中部電力も環境に優しい電気プランがあります。

「CO2フリーメニュー」は、発電時に再生可能エネルギー電源に由来するCO2フリー価値付きのメニューで「ポイントプラン」、「おとくプラン」、「とくとくプラン」、「スマートライフプラン」などのプランで契約しており、カテエネ会員の方が申し込む事ができるメニューとなっています。このメニューに申し込むと、CO2フリー価値分として1kWhにつき4.40円が各料金単価に加算されて請求されます。

中部電力がリリースした「CO2フリーの電気」とは?詳細や料金を解説!

続きを見る

「信州Greenでんき」は、長野県の水力発電所から電気に由来する非化石証書を用いて、CO2排出量を0とした系統電源からの電気を使えるプランです。長野県企業局が運営する水力発電所などを由来とした環境に優しい電気を使ってみたいという人はチェックしてみましょう。電気代の支払いで長野県内の再生可能エネルギー拡大や維持活動を支援することができます。

その他のサービス

セットで申し込めるお得なメニューには、毎月の電気料金に300円プラスで支払い、電気のトラブル以外にも水まわりやカギのトラブルなど各種相談サービスが電気料金とセットになった「暮らしサポートセット」があります。ホテル・旅館などの宿泊施設の割引やショッピング、グルメで優待されるなどの特典も付いており、暮らしに役立つサポートが受けられるサービスです。

また、「forAPプラン」では、Amazonプライムがついてくるプランで、カテエネポイントも初年度1000円、毎年500円がもらえます。どちらも「ポイントプラン」「おとくプラン」「とくとくプラン」「スマートライフプラン」でセットにする事が可能です。

各プランへの申し込みや変更は、WEBか電話で行うことができ、支払い方法はクレジットカードか口座振替です。プランによっては2年間の継続利用が加入条件となっている場合がありますので注意しましょう。また、電力自由化後の新しいプランだけではなく、電力自由化前の基本的なプランであった従量電灯B・Cに申し込むことも可能です。

no image
中部電力の電力プラン

続きを見る

電気・ガスセット割の内容

2017年のガス自由化以降、中部電力でも電気とガスのセットプランが登場しています。この電気とガスのプランは、中部エリアでは、東邦ガスの供給区域(愛知県・岐阜県・三重県)で都市ガスの利用者が対象です。中部電力で電気とガスのんセットで契約すると、セット割としてガス代の2%が割引となります。適用となるプランは下記です。

  • ポイントプラン
  • おとくプラン
  • とくとくプラン
  • スマートライフプラン
  • Eライフプラン(3時間帯別電灯)
  • タイムプラン
  • ピークシフト電灯
  • 低圧高利用契約または高圧契約

カテエネ会員サービス

中部電力では、電気料金の支払いなどに利用できるポイントサービス「カテエネ」を展開しています。会員登録すると、電気料金やガス料金を払うことで自動的にポイントが貯まる仕組みになっています。電気使用実績を確認するだけでも、ポイントが貯まります。また、自宅での時間ごとや曜日ごと、毎月や毎年などの電気使用状況を確認することで、省エネにも取り組むことが可能です。他にもさまざまなポイントの貯め方があり、中部電力が紹介するコラムを読んだり、アプリを利用したりすることでもポイントを貯めることが可能です。

さらに、優待サービスや会員限定の優待情報、得トクひろばなども利用できるようになります。ポイントの使い道は、中部電力へ支払う電気やガスの料金として使えるほか、他社のポイントサービスへのポイント交換も可能です。「カテエネ」会員登録は、中部電力の公式WEBサイトより申し込めます。

また、中部電力は、東京エリアでも電力販売を行っています。中部電力と大阪ガスが共同出資して設立したCDエナジーダイレクトが電気とガスの販売を行っています。東京エリアの人がCDエナジーダイレクトの電気やガスを利用する時には「カテエネ」の登録が必要です。

この記事のまとめ

中部電力では電力自由化前も後も従量電灯B・Cのプランは変わりません。電力自由化後のプランは中部電力のWEBサービスカテエネに登録する事によって電気代が従量電灯B・Cをベースにサービスを充実させている内容となっているので内容を理解しておくとお得に利用できるかもしれません。Amazonプライムがついてくる「forAPプラン」や「暮らしサポート」プラン、電気とガスのセットでお得に利用できるなどサービスが充実しているので内容を確認し、自分にとってお得に利用できるサービス内容かどうか検討してみましょう。

  • 中部電力のWEBサービスのカテエネは電気代の支払いでポイントが貯められる
  • カテエネで貯めたポイントは電気代の支払いに利用できる
  • カテエネでは、電気料金や使用量、優待サービスやお得な情報を確認する事ができる

中部エリアの低圧契約者は、電力全面自由化前には中部電力と契約しなければ電気を利用することができませんでしたが、自由化後には電力会社をユーザー自ら選択できるようになりました。中部電力では激化する競争の中、これまでの顧客基盤を守るためにさまざまなサービスを展開し、エリアを拡大してユーザーに価値ある企業であるための努力を続けています。しかし、自由化によって電力会社を選べるようになったのはユーザー側です。自分の用途にあった最適な電気プランを比較するには一括比較サイト などを利用してみるのも良いでしょう。

広告

一括比較で電気代を安くする

インズウェブSNS公式アカウント

  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • LINE
  • youtube
  • pinterest
  • note
  • Twitter
  • facebook
  • instagram
  • tiktok
  • youtube
  • pinterest
  • note
\インズウェブのお得情報を発信!/友だち追加

記事が参考になったらシェアお願いします!

-電気代節約の豆知識

Copyright © SBI Holdings Inc., All Rights Reserved.