熱帯夜とは、夕方から翌日の朝まで最低気温が25度を下回らない夜のことです。
なかなか眠れないだけでなく、夜なのに室内で熱中症をおこしてしまう可能性もあります。そんな暑い夜でも快適に眠る方法をご紹介します。
目次
就寝前の対策
快適に眠るためには寝床に入る前の環境作りも大切です。しっかり対策してしっかりと眠りましょう。
1.眠る1~2時間前に入浴する
寝る1~2時間前に入浴して、一度体温を上げましょう。体温が下がって体が冷えてくると、自然と眠気が強くなります。
ぬるめのお湯にゆったりとつかるのがおすすめです。リラックス効果も期待できます。
2.眠る前に室温と湿度を下げる
寝室の室温を26~28度、湿度を50%前後に下げましょう。このとき、あまり室温を下げすぎてしまうと、血管が収縮して体に負担がかかり疲れやすくなってしまいます。
3.眠る1時間前からスマホを見ない
眠る1時間くらい前からスマホは見ないようにしましょう。
スマホのディスプレイからはブルーライトが出ていて、入眠作用や睡眠持続作用を持つメラトニンの分泌を阻害してしまいます。
また、スマホを使うとついついLINEしたりゲームしたりいろいろなサイトを見たりしてしまいがちです。すると、脳が寝る態勢に入らずブルーライトと合わせてますます眠れなくなってしまいます。
4.眠くなるまで寝床に入らない
布団の中に入ってもなかなか眠れない状況が続くと、その状況がストレスになり、さらに眠ることができなくなります。
眠くなるまではいっそのこと布団に入らないというのも一つの手です。
睡眠時の対策
睡眠時の熱帯夜対策を紹介します。1.として基本的にお勧めする方法、2.としてエアコンを一晩中つけておきたい方向けの方法、3.として睡眠中はエアコンを使いたくない方向けの方法を紹介します。
1.最初の2~3時間はエアコンをつけておく
寝付いたら最初の1時間で眠りが深くなっていき、1時間後に眠りの深さのピークを迎えると、徐々に眠りが浅くなっていき、入眠2時間後に最も浅い眠りになります。そしてまたすぐに眠りが深くなっていきます。
この最初の2時間のうちに訪れる深い眠りがいちばん深く、その間に眠りから目が覚めると眠った気がおきません。暑さで眠りから目が覚めないように最初の2~3時間はエアコンをつけておきましょう。
2.一晩中エアコンをつけておきたい場合
一晩中エアコンを使いたい方は、体を冷やさないように設定温度を高めにしましょう。なるべく28℃以上の設定が望ましいです。
寝ている間にかいた汗をすぐに乾かすために除湿運転で稼働させると、より快眠できます。
3.睡眠中にエアコンを使いたくない場合
初めに、エアコンを使わない場合、体調や環境によっては熱中症を引き起こす場合があるので、体の調子が悪い時や特に温度が高い日には無理をせずにエアコンを使うことをおすすめします。
睡眠中にエアコンを使いたくない場合、就寝前に室温を26℃くらいまで下げましょう。
この時、シーツと部屋の壁を冷やすと、睡眠中の体温上昇を抑えることができます。竹シーツやジェルマットなどのような快眠グッズを使うのもおすすめです。
エアコンをオフにしたら、扇風機をつけましょう。扇風機にぬれタオルを掛けたり、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置いたりすると、気化熱で室内の温度を奪ってくれます。
以上、熱帯夜対策はいかがでしたでしょうか。熱帯夜は眠るときの対策だけでなく、眠る前からの対策が重要です。上記の対策に加えて、日中にしっかりと運動すると寝つきが良くなります。運動不足と睡眠不足を一緒に解消しましょう。
また、エアコンをずっと使っていると電気代が気になるところです。そんな時は電力会社の変更も考えてみてください。
今までに電力会社の料金プランを変えたことがない人は電気代が安くなる可能性が高いです。
検針票をお手元に、インズウェブの電気料金比較サービスを利用して、電力会社を比較してみましょう。