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電気代節約の豆知識

アイロンの電気代はどれくらい?節約方法はある?

2018年2月27日

衣類のシワを伸ばすためには欠かせない存在のアイロンですが、アイロンは電気によって熱を発生させる家電となりますので、どうしても消費電力は高くなりがちです。

そんなアイロンの電気代と節約方法について紹介します。

アイロンの電気代はどれくらい?

アイロンに限らず、家庭にある電化製品の電気代は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代(円/kWh)」で計算することができます。

この計算式にアイロンの情報を入れていけば、アイロンの電気代が計算できます。まず消費電力ですが、現在家電量販店などで売られている家庭用アイロンは800Wから1500W程度の消費電力のものが主流なので、ここでは消費電力を1000Wとして計算します。

次に、使用時間ですが、計算を簡単にするために1時間使用するとして計算します。実際の使用状況に合わせて、30分であれば0.5、2時間であれば2などと数字を変えてください。

最後に1kWhあたりの電気代は27円/kWhとします。これは、全国家庭電気製品公正取引協議会の「新電力料金目安単価」による数字です。各メーカーの公式サイトや家電量販店などで電気代の記載がある場合、基本的にこの数字を使っています。

以上の条件より、1000Wのアイロンを27円/kWhの電気代で1時間使用した場合の電気代は「1000÷1000×1×27」の計算式となり、1時間で27円の電気代がかかるということになります。

ただし、この計算はあくまでも通電しっぱなしの場合の目安であって、実際にアイロンを使用した場合の電気代とは差があると考えたほうが良いでしょう。実際のアイロンには温度調節機能が搭載されていて、電源を入れっぱなしだったとしても通電していない時間が存在します。通電しない時間があるということはその時間は電気代がかかっていませんので、実際の電気代は上記の価格よりも多少安くなるということになります。

電気代を節約するアイロンのかけ方

アイロンは熱を発生させるためにどうしても消費電力が大きくなります。そのため、電気代も高くなりがちですが、ちょっとした心がけで同じアイロンであっても電気代を節約することが可能です。

まず、アイロンというのはかけ面の部分が徐々に熱くなっていき、温まるまでに時間がかかります。これを熱くなるまでそのまま待っていたら時間ももったいないですし、電気代も高くなってしまいます。

それを避けるためには、低温の状態でもシワが伸びるアクリルやポリウレタンからアイロンがけをしていき、次にウールやナイロンなどといった中温でシワを伸ばすことが出来る素材、最後に高温になったら麻や綿をアイロンがけするという方法です。こうすることによって温度が高まっていっている過程においてもアイロンがけをすることが出来ますので電気代だけではなく時間も有効的に活用できます。

また、アイロンはこまめにかけるよりもまとめてかけた方が電気代の節約という点においては優れています。その都度アイロンをかけるということはそれだけ冷たい状態から温度を高めなければならないので電気代は高く付くのです。

まだまだあるアイロンの節電方法

アイロンの節電方法はアイロンがけの方法だけではありません。使用するアイロン台によっても節電効果は期待できるのです。

アイロン台の選び方としてはしっかりとしたプレスが出来る重量のあるものが良いなどと言われることが多いですが、カバー素材に注目してみてください。節電の観点から見ると、カバー素材はアルミ素材のものを使用すると良いでしょう。と言うのも、アルミ素材のカバーを使用しているアイロン台は熱効率に優れているということが挙げられます。熱効率が良いということはそれだけシワを伸ばすのが短時間で終了するということに繋がりますので、アイロンを使用する時間が短くなり節電効果が期待できます。

また、アイロンを使用する前段階にも節電のポイントが隠れています。洗濯をした後にはなるべく早めにシワを伸ばして干しておけばシワが出来にくいですし、出来たシワも簡単にキレイにすることが可能です。他にも、洗濯機の脱水の時間を長くしてしまうとシワシワになってしまい、干した後もシワが残りやすくなります。そのため、過剰な脱水をしないようにするというのもアイロンの節電には大切です。

アイロンは何で選ぶ?

アイロンを購入する際にどういった点をチェックすれば良いのかわからないという方も多いので、選ぶポイントを確認しておきましょう。

まずは本体電源コードの有無をチェックしましょう。コードレスのものとコード有りのものがありますが、取り回しを重視するのであればコードレスが良いですし、常時通電して高い温度を維持し、まとめてアイロンがけをしたいという人にはコードが有るものが便利です。コードが有りのものにしてもコードがコードリール式になっていると収納時にスッキリさせることが出来ます。

実際に使用するときのかけ心地も重要なポイントです。かけ面に使われている素材によって滑り具合は異なります。上位モデルに使用されているセラミック系は耐久性もよく滑り具合も良いですし、フッ素系は安価です。バランスタイプのチタン系などの他、メーカーに寄っては独自素材を使用した商品もあります。

また、アイロンの本体重量も重要なポイントです。アイロンにある程度の重量があるとプレス効果でシワも伸びやすいですが、重すぎると取り回しが大変になってしまいます。 他にも消費電力やスチームアイロンならタンク容量やスチーム性能なども見る必要がありますので、トータルで評価しなければなりません。

工夫して電気代を安くしよう

アイロンの消費電力は電気で熱を発生させる関係から高くなりがちです。そのため、アイロンのかけ方や洗濯方法などで使用時間を短くすることが節約に繋がります。また、使用感の良いものや性能によって使用時間も左右されるので、それぞれに合ったアイロンを選ぶということも電気代の節約に重要と言えるでしょう。

電気代を節約するという観点からでは、電力会社を変更することでアイロンに限らずに電気代を安くすることができます。電力自由化で契約する電力会社を自由に選べるようになりました。当サイト「電気の比較インズウェブ」の電気料金比較サービスを利用した方は年間で約1万3千円(※)電気代が安くなっています。

電気代が高いと感じている方は、一度電力会社の変更を検討してみてはいかがでしょうか。

※2018年1月に当サイトを利用して、提携先電力会社に申し込んだ人の電気使用量から想定される年間節約額の中央値。

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