入浴の後、浴室の換気扇はどのように使っていますか?
「節電を考えて数時間で止めている」、「かびるのが嫌だからずっと換気扇を回している」、あなたはどっちのタイプでしょうか。
1円でも節電したいという人は別ですが、実は電気代という面ではあまり変わらないので回しっぱなしにするのがよいでしょう。
電気代は月々たったの数十~数百円
浴室の換気扇の消費電力は15W~20Wしかありません。仮に消費電力を20Wとすると、1か月間回しっぱなしにしたときの電気使用量は、
20W×24時間×30日=14,400Wh=14.4kWh
となります。
仮に、1kWhあたりの電気料金を27円とすると、
14.4kWh×27円/kWh=388.8円
です。
24時間換気モードを備えている最近の換気扇だと、消費電力が2~3Wのものもあります。この場合の電気料金は、同じように計算して58.32円となります。
このように、1か月間回しっぱなしにした電気代は、高めに計算しても400円に満たない金額です。最近の換気扇は数十円というレベルで済みます。
この金額でカビや結露を防ぐことができ、嫌なにおいがこもるのを防ぐことができるのです。掃除する手間を省くか、最大でも数百円を惜しむかはあなた次第です。
換気扇の効果を高める方法
いくら少額とはいえ、やはり電気代はかかるので、換気扇の効果を高める方法も書いておきたいと思います。
それは、浴室の窓や扉を閉めることと定期的に換気扇を掃除することです。
浴室の窓や扉を閉めることで浴室内の湿気を逃さずに外に排出できます。しかし、空気を外に出すには浴室内に新しい空気を入れることも必要です。そこで、完全な密室にするのではなく、浴室ドアについているガラリ(換気口)は空けておくようにしましょう。ガラリがない場合は、ドアを少しだけ空けておくとよいでしょう。吸気から排気までの空気の流れができ、効率よく換気することができます。
また、換気扇が汚れていると、空気の吸い込みが悪くなったり空気の通りが悪くなったりして、換気の効率が落ちてしまいます。換気扇は定期的に掃除するようにしましょう。