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電気代節約の豆知識

除湿機の電気代はどれくらい?乾燥方式によって違う!?

2018年3月26日

ジメジメが気になる梅雨時や夏場にはカビの発生や健康への悪影響が気になります。できるならずっと除湿機をつけておきたいところですが、そうすると電気代がどのくらいかかるのか気になります。除湿機と電気代の関係についてご説明していきます。

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除湿機の種類としくみ

一見同じように見える除湿機ですが、除湿する仕組みによって電力も違ってきます。除湿機の仕組みにはコンプレッサー式、デシカント(ゼオライト)式、両方の仕組みを取り入れたハイブリッド式という3つの種類があります。

コンプレッサー式

コンプレッサー式はエアコンの除湿運転と同じような仕組みで室内の除湿を行うものです。熱交換器を使って集めた空気を冷却器で冷やして結露させ、空気中の湿気を水滴に変えて取り除いていきます。

デシカント式

デシカント式はデシカントという水の吸着と放出に優れた多孔質乾燥剤を使って湿気を除去する仕組みです。デシカントに空気中の水分を吸着させ、ヒーターの熱により、乾燥した空気を吹き出します。吸着した水分は、熱交換器で水滴となってタンクにたまります。

ハイブリッド式

コンプレッサー式は気温の高い夏には高い除湿能力を発揮するのですが、冬場には除湿能力が落ちます。デシカント式は冬場にも除湿能力が落ちません。このため、ハイブリッド式の除湿機は夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式という二つの方式を使い分けて一年中除湿ができるようにする仕組みです。

除湿機の電気代は?

除湿機を使う時にかかる電気代はコンプレッサー式とデシカント式ではどのくらい違うのでしょうか。

除湿能力がほぼ同じ7L/日の除湿機で消費電力を比較してみるとコンプレッサー式で180W、デシカント式で634Wとなっています。随分差があります。それぞれについて1日5時間使用したとして消費電力から電気代を計算して比較してみましょう。

電気代は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代(円/kWh)」で計算することができます。1kWhあたりの電気代を27円/kWhとして計算してみましょう。

コンプレッサー式
180(W)÷1000×5(h)×27(円/kWh)=24.3円
デシカント式
634(W)÷1000×5(h)×27(円/kWh)=85.59円

仮にこれを1ヶ月30日連続して使用するとコンプレッサー式だと729円、デシカント式だと2,567.7円になります。

ハイブリッド式は夏場はコンプレッサー式で除湿を行い、冬場はデシカント式で除湿するので夏場と冬場では電気代が違い、夏場はコンプレッサー式に近い金額で除湿でき、冬場はデシカント式に近い金額がかかることになります。

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種類別除湿機のメリットデメリット

除湿機の方式による違いは電気代だけではありません。それぞれメリットとデメリットがあります。

コンプレッサー式は除湿できる量が多いので夏場など気温が高い時には除湿能力も高く、消費電力も小さくてすむというメリットがあります。使用中、室温もあまり上昇しません。一方、冬場には除湿能力が落ち、加えて、コンプレッサーを備えているので本体のサイズや動作音がやや大きいというのがデメリットです。

デシカント式は気温に左右されずに1年中除湿ができるというメリットがあります。また、コンプレッサーがないので、本体サイズや運転音が比較的小さいことも挙げられます。ただし内部で吸着した水分をヒーターを使用して温めるので室内の温度も上げてしまい、夏場の利用には向きません。さらに、消費電力もコンプレッサー式の何倍もかかってしまうというのもデメリットです。

ハイブリッド式は夏場はコンプレッサー式、冬場はデシカント式で運転するのでどちらのいいところも取り入れて年間を通じて快適に利用できるというメリットがあります。ただし、本体が大きめになり、価格が高くなる傾向にあるというデメリットがあげられます。

洗濯物を乾かすのは除湿機とエアコンどっちがお得?

除湿機が活躍するのは部屋の湿気をとる場合だけではありません。外に干せない洗濯物を室内で乾かす時などにも役に立ちます。洗濯物の乾燥には除湿機の他にエアコンなどを使う方法もあります。実際に洗濯物を乾かす場合には除湿機とエアコン、どちらを使うのがお得になるのでしょうか。

結論を先にお伝えすると電気代を考えるなら除湿機、時間を考えるならエアコンとなります。エアコンは扇風機と併用するとさらに乾燥にかかる時間を短縮でき、電気代も抑えられます。

東京電力の実験によると、梅雨時に家族3人分の洗濯物4.5kgを家電を使って室内で乾かした場合、コンプレッサー式の除湿機では時間にすると3時間49分、費用にすると25.1円かかりました。エアコンでは2時間46分、33.6円となりました。エアコンとともに扇風機を併用して乾かすと2時間ちょうど、27.2円という結果になりました。エアコン+扇風機というのがもっとも効率が良いことがわかります。除湿機もエアコンも夜間や外出時などを利用して乾燥を行うと生活の妨げにもならず上手に衣類を乾かすことが可能です。

電気代が気になる方は電力会社の見直しを

除湿機の電気代は種類によって大きく異なります。電気代が気になる場合はコンプレッサー式を選ぶとよいでしょう。ただし、冬場でも使いたいという場合や本体の大きさや駆動音が気になるという場合は、ハイブリッド式やデシカント式を選ぶ必要があります。

デシカント式を選ぶ場合で電気代が気になる人、また、コンプレッサー式やハイブリッド式でさらに電気代を安くしたい人は、電力会社の見直しを考えてみてはいかがでしょうか。

2016年4月の電力自由化で、一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになりました。当サイトから電力会社を切り替えた人は、電気代が年間約1万3千円(※)安くなっています。

電力会社を変更しても送配電線は変わらず、各家庭に届けられる電気は既存の大手電力会社が供給しているものも新規参入した電力会社が供給しているものも混じり合って届けらます。これは、電力会社を変えていない今も同じです。つまり、電力会社を変更しても今の生活と何も変わることなく、電気代を安くできるのです。

電力会社の切り替えは簡単です。検針票に記載の情報を入力して、Webで申し込めばあとはほぼ何もしなくても大丈夫です。今の電力会社の解約手続きも電力会社間で行われます。

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※2018年1月利用者の入力データ、切り替え先電力会社をもとにした電気代の想定節約額の中央値。金額に燃料費調整額、再エネ賦課金、キャンペーン金額等は含まない。

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