電気料金プランの比較で電気代を節約!

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電気の基礎知識

定額制の電気料金プランはどんなプラン?

2018年11月21日

電力自由化に伴い、様々な料金体系のプランが登場しています。今回は、その中でも定額制の料金プランについて紹介します。使用した電力の分だけ電気料金が必要となる従来の電気料金プランと比べ、どのような違いや特徴があるのでしょうか。

一般的な電気料金プランはどんなもの?

定額制の料金プランについて説明する前に、多くの人が契約している電気料金プランがどのような料金体系なのか説明します。料金プランを変更していない多くの人は、地域の電力会社の「従量電灯B」あるいは「従量電灯C」(関西、中国、四国地方は「従量電灯A」あるいは「従量電灯B」、沖縄は「従量電灯」)という料金プランで契約しています。

従量電灯の電気料金は、基本料金(関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力は最低料金)と電力量料金で構成されています。基本料金は契約アンペア数によって毎月固定の金額がかかります。最低料金制の電力会社の場合、基本料金はないものの、電気をまったく使用しなくても最低料金分の請求が発生します。電力量料金は料金単価×使用量で計算される、従量制の料金です。

※基本料金(最低料金)と電力量料金の他に、再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)がかかります。再エネ賦課金は再生可能エネルギーによる発電を普及させるためのもので、経済産業大臣が決めた全国一律の単価に電気使用量をかけた金額を電気料金の一部として支払います。

自由化に伴って増えてきた定額制の電気料金プランとは?

それでは、定額制の料金プランの説明に移ります。一般的に、定額制の電気料金プランは毎月一定の使用量までの電気料金は同じですが、それ以上の使用量となると、従量料金がかかってくるというものです。

たとえば、電気の使用量が300kWhまでは一律7,000円ですが、それ以上の使用量になると1kWhごとに29円が発生するというように、一定量以上になると電気使用量×料金単価の料金が発生します。

ただし、一定の使用量までは定額とはいっても、再エネ賦課金や燃料費調整額(火力発電の燃料価格の変動を電気料金に反映させるための金額)の影響で完全に定額というわけではありません。

定額制料金プランのメリット・デメリット

家庭の中で、電気の使用量は1年の中で大きな変動があるのが一般的です。冷暖房のために夏や冬の電気使用量は多く、春や秋の電気使用量は少なくなります。定額制料金プランは一部を除き、月ごとに定額になる使用量ラインを変更することができません。そのため、年間の電気資料量の変動に対応することがむずかしいのです。

また、定額となる使用量のラインは、一般家庭にとっては少し多めの使用量に設定されていることが多いため、使用量がそこまで多くない場合は、割高になってしまう可能性があります。極端な例ですが、400kWhまで1万円というプランだと、1kWhしか使用しなくても1万円を請求されてしまうのです。

反対に、年間を通して電気の使用量があまり変わらない家庭だと、お得に利用することができます。そのため、定額制の上限となる使用量付近を一定して利用する人に向いたプランだといえるでしょう。定額となる使用量のラインを大幅にオーバーする場合は、他の料金プランのほうがお得になるケースが多いです。

電力会社によっては、定額となる使用量のラインを数段階から選択することができます。そのため、自分の家庭にとって適切なプランを選び、無駄なく電気料金を支払うことができるのです。普段の平均電気使用量より少し少ない使用量を選択し、そのラインを目指すことで節約にもなります。

定額制料金プランを採用している会社は?

定額制の料金プランは、さまざまな会社が採用しています。いくつかの電力会社を紹介しましょう。

エルピオでんきの東京電力エリア向けのプランには、プレミアムプランAという一般家庭向けの定額制プランが存在します。契約電流(アンペア数)は30~60Aの4段階があり、アンペアが上がるほど基本料金が高くなります。定額となる使用量のラインは、プランによって異なり、300kWh、400kWh、500kWhの3種類から選ぶことができます。

スマートでんきは電力会社の中でも珍しく、10種類もの定額プランから自分の家庭にぴったりのプランを選ぶことが可能です。そのため、定額制の弱点をある程度解消することができます。スマートでんきは、東京電力の供給エリアに住んでおり、契約電流が30アンペア以上、60アンペア以下であることが契約条件です。

沖縄や離島を除く全国を対象としたピタでんにも、ピタでん使いたい放題という定額制プランがあり、毎月500kWhまでは定額で利用できるという特徴があります。主に4人以上の世帯向けプランです。最初の500kWhまでは1万4000円で利用でき、その後は1kWhごとに27円加算されていきます。

新規参入した電力会社だけでなく、従来からある大手電力会社も定額制のプランを設けているところがあります。東京電力エナジーパートナーのプレミアムプランや、四国電力の東京電力エリア向けプランと関西電力エリア向けプランも定額制料金プランを採用しています。

自分に合ったプランを選ぼう

定額制料金プランには、メリットもあればデメリットもあります。まずは、自分の家庭の電力使用状況を知り、メリットがあるかどうかを検討してみるとよいでしょう。そのうえで、今の電気料金よりもお得に使用できるのであれば、定額制料金プランへの変更を検討してみるのもよいかもしれません。

しかし、自分でいろいろとシミュレーションを立てるのは大変です。そこで、電気料金比較サイトを利用するのが便利です。検針票をもとに情報を入力することで各電力会社の料金プランを簡単に比較することができます。一度利用してみてはいかがでしょうか。

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