関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力と契約している方や基本料金が0円の電力会社と契約している方などは当てはまりませんが、アンペア数を下げることによって、基本料金を安くすることができます。
現在のアンペア数の確認方法や適切なアンペア数の計算方法を覚えて、電気代を節約しましょう。
現在のアンペア数の確認方法
現在のアンペア数は、分電盤をみれば分かります。分電盤とは漏電ブレーカーや安全ブレーカーを一つにまとめた箱です。分電盤に取り付けられているアンペアブレーカーの数字を確認すれば現在のアンペア数が分かります。
検針票を取っておいてある人は、検針票にも現在のアンペア数が載っているのでそちらを確認しても大丈夫です。
適切なアンペア数の計算方法
現在のアンペア数を超過して使ったらブレーカーが落ちてしまいます。電気代を安くするためといって、生活に合わない少なすぎるアンペア数にすると、ブレーカーがすぐに落ちてまともに生活できません。
適切なアンペア数を選ぶためには、まず普段使用する家電の消費電力を調べてください。そして、その中のうち同時に使用する家電の消費電力を足し合わせてください。
例えば、660Wのエアコンと250Wの冷蔵庫と200Wの照明と1500Wの電子レンジを同時に使用する場合は合計2610Wです。
同時に使用する家電の組み合わせで合計の消費電力が最も多いものを次の計算に利用します。
次に合計の消費電力を100で割ってください。先ほどの例だと、2610÷100で26.1です。
これがだいたいの必要なアンペア数です。26.1Aより少ないと同時に使用したときにブレーカーが落ちてしまうので、30Aが適切なアンペア数の目安です。
現在契約しているアンペア数が適切なアンペア数よりも大きい場合は電力会社に連絡してブレーカーの変更を依頼してください。
アンペア数が減らせなかった人へ
計算してみたけど、アンペア数が減らせなかったという人は、時間をずらして利用できる家電はないか考えてみてください。許容量を超える分を同時に使用しなければブレーカーは落ちません。
冷蔵庫などは一時的に切ることは難しいですが、キッチンに立っているときなんとなくテレビはつけているけど実は見ていないなど、同時に使っている家電を減らせるケースもあります。
それでもアンペア数を減らせない場合はそれがあなたの適切なアンペア数です。節約は他の方法で頑張りましょう。
アンペア数を減らしてももっと節約したい人、アンペア数を減らせなかった人は電力会社の変更を考えてみてください。
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