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電気の基礎知識

電気料金の端数処理はどうなっているの?

2017年5月26日

各電力会社で料金表をみると、1kWhあたり19円52銭などのように銭の単位が出てきます。しかし、実際に請求されるときは当然のことながら○銭のような金額は請求されません。計算の結果、出てくるであろう端数の処理はどのようになっているのでしょうか。

また、電気の使用量は整数で請求が来ますが、毎月整数の使用量とは考えにくいです。例えば、1時間当たり1kW消費する家電を30分だけ使用したときは、どのように請求されているのでしょうか。

その答えは各電力会社の約款に記されています。ここでは、東京電力エナジーパートナーを例として説明しますが、基本的に各電力会社で変わりはありません。

気になる方は念のためご確認ください。初めの方の用語の定義の次に書いてあることが多いので、探すのも簡単です。

電気料金の合計額は円未満切り捨て

東京電力エナジーパートナーの電気供給約款の総則4 単位および端数処理の条項を確認すると、

料金その他の計算における合計金額の単位は、1円とし、その端数は、切り捨てます。

と記されています。

つまり、基本料金や電力量料金など個別の料金の段階では銭の単位が残っていて、最後に足し合わせた合計に銭の単位があった場合は切り捨てて請求されるというわけです。

電気使用量は四捨五入

同じく東京電力エナジーパートナーの電気供給約款の総則4 単位および端数処理の条項を確認すると、

使用電力量の単位は、1キロワット時とし、その端数は、小数点以下第1位で四捨五入いたします。

と記されています。

検針票で使用量が300kWhと記されていた場合は、実際は299.5kWh~300.499…kWhの可能性があります。

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