電力自由化によって新しく参入した電力会社と契約するにはスマートメーターが必須となります。
申込時点でスマートメーターが未設置の場合は、地域の電力会社が地域の電力会社が取り付けに来てくれるのですが、これが新しい電力会社の供給開始に間にあわなかった場合はどうなるのでしょうか。
間にあわなくても電気は使えます
スマートメーターの設置が間に合わなくても電気は普段通りに使えるのでまずはご安心ください。また、スマートメーターの設置が間に合わない場合でも電力会社は、申込した新しい電力会社へと変更になります。
使用量の計測はどうなるのかというと、メーターは今まで通りのもので代用できます。
料金の算定期間は契約内容によるのですが、概ね、新しい電力会社からの受給開始日から直後の検針日の前日までとなります。次月以降は、検針日から次の検針日の前日までです。
期間中にスマートメーターに交換できた場合は、その月は今まで通りの検針で行い、翌月分は検針日からスマートメーターの計量日の前日までの期間で使用量の計測を行うという形になります。
これも、契約内容によっては、期間中にスマートメーターを設置できた場合は、前月の検針日から当月のスマートメーターの計量日までを使用期間とするという場合もあります。
また、電力会社は30分ごとの電力の需給を一致させることを求められています。従来のメーターでは30分ごとの使用量は分からないので、スマートメーターが設置できるまでの期間は、その期間の電気使用量を均等に30分ごとの電気使用量として配分して得られる値を30分ごとの電気使用量とみなすこととなっています。
これらは、契約する電力会社によって異なる場合がありますので、気になる方は約款をご確認ください。多くの場合は附則の中の、記録型計量器以外の計量器で計量する場合の特別措置という条項で定められています。
もし約款を読むのが面倒という場合は、電力会社のカスタマーサポートなどに問い合わせてみてください。
いずれにしても、スマートメーターの設置が間に合わなくても電気は問題なく使えますので、ご安心ください。