スマホを毎日充電しているという人は多いのではないでしょうか。あまり気にしていないという方がほとんどだとは思いますが、スマホの充電にはもちろん電気代がかかっています。いったいどれくらいの電気代がかかっているのでしょうか。
スマホの充電は1回0.2円~0.6円
スマホにかかる充電は1回0.2円~0.6円程度です。これはスマホのバッテリー容量によって変わります。
iPhone8を例にどのように計算するのか紹介したいと思います。iPhone8のバッテリー容量は3.82V/1,821mAh(6.96Wh)です。電気代の計算に使うのはWh(ワット時)ですが、入力電圧(V)とアンペア時(Ah)しか記載がない場合があります。その時は2つの数字をかけてください。3.82V×1,821mAh=6956.22mWh≒6.96Whですね。
バッテリー容量はAndroid端末であればスペック表に記載されていることが多いです。iPhoneのバッテリー容量についてApple社は公表していませんが、ほぼ分解調査が行われるので検索して調べれば知ることができます。
バッテリーのワット時がわかったら、それに1kWhあたりの電気代を掛けることで1回の充電にかかる電気代が計算できます。1kWhあたりの電気代は契約している電力会社・プランや1か月の使用量などによって変わりますが、ここでは27円/kWhとして計算します。自分の状況に近い値で計算したい場合は、電力会社から届く電気ご使用量のお知らせ(検針票)を確認して、電気代を電気使用量で割ってください。
それではiPhone8の充電にかかる電気代を計算します。(6.96Wh÷1000)×27円/kWh=0.18792円より、充電1回につき大体0.2円かかるということが計算できました。6.96Whを1000で割ることで単位をWhからkWhに直しています。
ちなみに、充電時のロスは計算に入れていないので実際にはもう少しかかります。しかし、大した金額ではないのでスマホの充電は1回0.5円くらいと思っておけばよいでしょう。
また、タブレットの充電にかかる電気代も同じように計算できて、1回0.8円くらいです。スマホよりバッテリー容量が大きいので充電にかかる電気代も多くなります。ただそれでも気にするほどの金額はかかりません。
コンセントにさしっぱなしだと電気代はかかる?
夜寝ている間にスマホを充電し、起きるまでは充電が完了してもコンセントに挿しっぱなしという方も多くいると思います。この場合、電気代はかかるのでしょうか。
答えとしては、「非常に少ないが、電気代はかかる」です。スマホが稼働している以上は何も操作をしていなくても電力を消費します。それを補うために充電するので、わずかではあるのですが電気代がかかるのです。とはいえ、1か月間ずっと挿しっぱなしでも数円しかかからない程度ではあるので気にしなくてもよいでしょう。
ひとつ注意点としては、スマホの充電に限りませんが、コンセントに挿しっぱなしにしている状態でプラグとコンセントの間にほこりがたまると発火する恐れがあります。眠っている間挿しっぱなしにしておく分には構いませんが、火事を避けるためにも数か月間挿しっぱなしにする場合にはほこりがたまらないようにきちんと掃除するようにしましょう。
この記事のまとめ
スマホ、タブレットの充電にかかる電気代は以下の通りです。
- スマホ:1回0.5円くらい
- タブレット:1回0.8円くらい
バッテリー容量が小さいのでそこまで大きな電気代はかかりません。
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