日本の暑い夏や寒い冬を乗り切るためにエアコンがあると便利です。夏の暑い時期や冬の寒い時期にエアコンをつけっぱなしにしているという人もいるでしょう。エアコンの節約にはたくさんの方法がありますが、実際に冷房や暖房時の電気代に違いはあるのか、つけっぱなしがお得という噂もありますが、実際はどうなのかを解説していきます。エアコンの節約方法も紹介するのでエアコンは賢く使って電気代を節約しましょう。
目次
- エアコンの電気代は1時間いくら?
- エアコンの1カ月の電気代は冷房運転1,720円、暖房運転1,822円
- エアコンの設定温度の目安は?
- エアコンは機能によって電気代は違う
- 電気代は冷房よりも暖房の方が高い?その理由は?
- エアコンの便利な除湿(ドライ)機能!冷房時より電気代が高くなる!?
- エアコンはつけっぱなしの方が電気が安いって本当?
- エアコンの電気代「節約術」
- 1.エアコンの風量を自動運転にする
- 2.エアコンとサーキュレーターを併用して電気代を節約!
- 3.エアコンは室外機で電気代が安くなる!
- 4.エアコン本体のクリーニングも忘れずに!
- 5.エアコンの寿命は10年!?古いエアコンは買い換えた方がお得?
- 6.その他の方法
- 電力会社を変更するという方法
- この記事のまとめ
エアコンの電気代は1時間いくら?
電気代は下記計算方法で求める事ができます。
消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気料金(円/kWh)=電気料金(円)
ここでは、電気料金を1kWhあたり27円として計算します。(全国家庭電気製品公正取引協議会新電力料金目安単価より)
エアコンの1カ月の電気代は冷房運転1,720円、暖房運転1,822円
下記モデルケースで電気代の計算式に当てはめてエアコンの電気代を計算していきましょう。
外気温度 | 東京をモデル |
---|---|
設定温度 | 冷房時:27℃ / 暖房時:20℃ |
住宅 | 平均的な木造住宅(南向き) |
部屋の広さ | 8畳(2.2kWのエアコンを使用) |
エアコンは、経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」に登録された主な製品を区分ごとに掲載した省エネ性能カタログ電子版(2020年12月1日版)の冷房機能2.2kW(6~9畳)寸法規定のエアコンを参考にします。ここに登録されたダイキン工業のうるさらX「S22YTRXS(型番)」では、冷房時の消費電力が425(W)、暖房時の消費電力は、450(W)ですのでダイキン工業のうるさらXの場合で計算してみましょう。
冷房運転(夏季)
425(W)÷1000×27(円/kWh)= 11.47円/1時間
■毎日、5時間30日間(1か月)エアコンをつけたとすると、1カ月のエアコンの電気代は1,720円です。
11.47円/1時間 × 5h/日 × 30日/月 = 1,720円/月
暖房運転(冬季)
450(W)÷1000×27(円/kWh)= 12.15円/1時間
■毎日、5時間30日間(1か月)エアコンをつけたとすると、1カ月のエアコンの電気代は1,822円です。
12.15円/1時間 × 5h/日 × 30日/月 = 1,822円/月
電気代の計算式を利用して夏季の冷房運転の1時間の電気代は、11.47円。冬季に暖房を使用した時の1時間の電気代は12.15円という事が分かりました。ただし、エアコンには、インバーターがあるため、稼働時が一番電力を使います。エアコンは、設定温度に達した後に電気代は下がっていくことになります。エアコンの電気代を参考にして使い方を工夫しましょう。賢いエアコンの使い方については次項より詳しく紹介していきます。
エアコンの設定温度の目安は?
環境省では、夏の冷房時の室温は28度、冬の暖房時の室温は 20度を目安にすることを推奨しています。
環境省では、地球温暖化対策や快適に過ごすライフスタイルに「クールビズ」や「ウォームビズ」を提唱しています。冷房時のクールビズで室温28度、暖房時のウォームビズで室温20度ということです。一般家庭やオフィスなど奨励温度は変わりません。
【空調の設定温度】
冷房運転(夏季):28度(クールビズ)
暖房運転(冬季):20度(ウォームビズ)
環境省では、脱炭素社会づくりに貢献するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動「COOL CHOICE」を推進しています。「COOL CHOICE」の主要施策の1つとしてクールビズやウォームビズの奨励温度が設定されています。
エアコンは機能によって電気代は違う
エアコンは、夏季の冷房、冬季の暖房だけでなく、洗濯物を室内干しする時などにも利用できる便利な電化製品です。
電気代は冷房よりも暖房の方が高い?その理由は?
エアコンは、夏季と冬季では、冬季の方が電気代が高くなる傾向にあります。エアコンは室内温度を設定温度までに上下させるまでが最も電気代がかかります。
例えば、夏に気温が30度であっても、冷房の奨励温度28度設定では2度、気温が35度であれば、外気との温度差は7度です。これに対し、冬場は気温1度であった場合、暖房の奨励温度20度に設定すると外気とは19度の温度差がある事になります。この温度差が大きければ大きいほどエアコンは大量の電力を消費します。結果、冬場の方が暖房に使う電気代が高くなる分、電気代が高い傾向にあるという事です。
エアコンの便利な除湿(ドライ)機能!冷房時より電気代が高くなる!?
除湿(ドライ)機能とは?
エアコンの除湿機能は部屋の湿度を下げる事に特化した機能です。冷房は、部屋の温度を下げることを目的とした機能で、室内の熱を外に逃がすことで部屋の温度を下げています。除湿は、空気中に含まれる水分を外へ苦し、ジメジメとした空気をカラッと快適にします。
「弱冷房除湿」と「再熱除湿」
エアコンの除湿には、「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。「弱冷房除湿」は、除湿と同時に冷房も行います。対して「再熱除湿」は、部屋の温度はキープしたままで除湿を行います。
電気代が高いのは「再熱除湿」
夏の暑い時期に「冷房」、「弱冷房除湿」、「再熱除湿」のどの機能を使えば電気代が一番高くなってしまうのかというと「再熱除湿」です。次に「冷房」で一番電気代が抑えられるのは、「弱冷房除湿」です。メーカーによって「冷房乾燥」「衣類乾燥」などと名付けられている場合もあるため、自身の家庭にあるエアコンの取扱説明書などで確認してみましょう。
再熱除湿の電気代が高くなる理由は、一同冷却して湿度を取り除いた空気を再び暖めて適切な温度にしてから室内へ戻すという作業を行っているからです。手間がかかる分だけ電気代は多くかかってしまうのです。
【単純な電気代だけの比較】
弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿
シーンに合わせた使い分けをしよう!
「電気代がかかるなら、再熱除湿は必要ないのでは」と考える人もいるかもしれません。しかしどの機能もそれぞれ特徴があり、機能を理解しシーンに合わせて使い分けることにより快適に過ごすことができます。
例えば、梅雨時期の湿度が高いときには再熱除湿が活躍しますし、真夏の湿度の高い時期には弱冷房除湿が活躍するでしょう。このように機能を理解し賢く使い分けることで快適に暮らせますし、間違った使い方で無駄な電気代を消費することもなくなります。
エアコンはつけっぱなしの方が電気が安いって本当?
エアコンはつけっぱなしの方がお得という噂もありますが、実際どうなのでしょう。
エアコンで「冷房運転」する場合は?
エアコンの消費電力量は、外気温と設定温度の差が大きいほど増加するため、エアコンを消して、再度つける間の外気温の変化を考えずに、つけっぱなしにする方がお得というのは間違いと言えます。
ダイキンが行った実験では、目安としては、日中であれば30分程度、夜中であれば20分程度の間隔で消してつけるのであれば、つけっぱなしの方が電気代を節約することができるという結果となっています。つまりは、ちょっとした外出の後に再度エアコンをつけるのであればつけっぱなしの方がお得で、長時間外出するのであれば消した方がお得といえるでしょう。
エアコンで「暖房運転」する場合は?
先ほど紹介しましたが、暖房の方が冷房より電気代は高くなる傾向にあります。それは、冬の方が外気温との温度設定の差が大きくなるからでした。
ダイキンが行った実験では、暖房の場合においても冷房と同じく30分程度部屋を離れるだけであるなら、エアコンを消すよりもつけっぱなしにしていた方が電気代を節約することができるとなっています。一方、長時間の外出であればエアコンをオフにした方が電気代は安くなります。
冬季はエアコンをオフにしている間の室温変化には注意が必要です。部屋が完全に冷め切ってしまうとエアコンで温めるのに大きな電力を消費します。オン/オフの回数が増えつけっぱなしと電気代の差が無くなってしまうのであればつけっぱなしの方が部屋が常に暖かく良い場合もあります。つけっぱなしとこまめなオン/オフは賢く使い分けましょう。
賢いエアコンのつけっぱなしオン/オフの使い分けポイント
- 30分程度であればエアコンはオンのままがお得
- 長時間の外出など長時間使用しない場合はオフにした方がお得
エアコンの電気代「節約術」
エアコンに備わっているそれぞれの機能と用途を理解し賢く使い分けることでより快適な暮らしに便利です。更に工夫して使う事で電気代も抑えることが可能です。エアコンのさまざまな節約方法について紹介します。
1.エアコンの風量を自動運転にする
エアコンの運転はこれまで説明してきた通り、シーンに合わせた使い分けをすることで快適に過ごすことができます。ただし、エアコンは設定を変更すれば、設定に合わせて電力を消費し動く家電です。頻繁に設定温度を変更するとそのたびに設定温度に合わせようと動いたり、弱風や強風の設定では、部屋が暖まるのが遅くなったりすぐに冷えたりして非効率になりがちです。
エアコンの節電対策としては、設定温度になるまでは強風、それ以降は微風や弱風などへ自動で切り替えて運転する「自動運転」が節電・節約に効果的です。
2.エアコンとサーキュレーターを併用して電気代を節約!
エアコンの電気代節約には、サーキュレーターや扇風機などを併用するのが効果的です。電気を使うものは増えますが、サーキュレーターや扇風機は室内の空気を循環させてくれるのでエアコンを効率的に稼働させることがでます。
サーキュレーターの効果的な使い方
冷房の場合
エアコンから出て床のほうにたまる冷たい空気を部屋の上部へと送る必要があります。まず、エアコンの風の向きは水平にします。そうすることにより、冷気がいきなり床にたまるのではなく、エアコンの高さから降りてくる形になります。そして、冷気を天井のほうに送りたいので、サーキュレーターは天井のほうに向けてまわします。これで、エアコンから出た冷気が床のほうに降りてきて、その空気がサーキュレーターで天井のほうに送られ、またその空気が床のほうに降りてくるという空気の循環が生まれます。
暖房の場合
暖かい空気は天井のほうにたまるので、暖かい空気を下におろす空気の流れを作る必要があります。まず、エアコンの風の向きは下向きに設定します。下に向かって吹き出された暖かい空気は天井のほうへと昇っていきます。これだけだと、部屋の上部に暖かい空気がたまるだけなので、サーキュレーターを天井のほうに向けてまわします。そうすると下からの強い空気の流れに押し出される形で、暖かい空気を下のほうに送ることができます。サーキュレーターを部屋の上のほうに設置できるのであれば、上から下に向かって空気を送ることで暖かい空気を下におろすという方法でも大丈夫です。
サーキュレーターの電気代を気にするよりエアコンと併用した方がお得
サーキュレーターの消費電力は30W程ですので、1時間当たりの電気代は0.81円です。1kWh当たりの電気代を27円として、(30/1000)kW×1h×27円/kWhとして計算しています。1日9時間つけたとしても、1か月で220円ほどの電気代しかかかりません。消費電力が異なる商品の場合は、30の部分をその商品の消費電力に変えて計算してみてください。
エアコンの暖房の設定温度を1度下げると年間で約1,170円節約することができますので、サーキュレーターの電気代より節約額のほうが大きくなります。
3.エアコンは室外機で電気代が安くなる!
エアコンの室外機はパイプでつながっており、冷房であれば室外機は室内の空気を取り込んでその空気から熱を取り除くことでエアコンは冷たい空気を室内に出すことができます。取り除いた熱は室外機から外へ排出されます。暖房の場合は、冷房の逆の仕事をしています。そのため室外機は室内の温度を設定温度にするために重要な役割を持っています。
しかし、室外機にごみやほこりが溜まってしまうと、熱を排出する効率が悪くなってしまいます。しかも室外機そのものに熱がこもっていると、消費電力が大きくなってしまうのです。室外機を掃除したり、室外機の設置場所の工夫、周辺のメンテナンスを行う事で消費電力は少なくなっていくので節電に繋がります。
室外機のファンやカバーを見て、ごみやほこりが溜まっているようであれば自分で清掃することも可能です。掃除の方法は、家庭用の掃除機の先に細いアタッチメントをつけて、カバーの上から吸引するだけです。さらに、使い古した歯ブラシなどを使えば、細かい部分のほこりも除去できます。カバーの上まで盛り上がるほどのほこりがついていたり、ファンの奥深くまでごみが詰まっているようであれば業者に掃除と頼むという方法もあります。頑固な汚れや蓄積したほこりも落としてくれますので検討してみましょう。
また、室外機は室外機そのものが熱くなると熱交換効率が悪くなり電気代が高くなってしまうので直射日光が当たらない場所に設置するか日よけを設けて室外機が常に日陰になるような工夫も節電効果があります。この時の注意点としては、室外機の設置場所を移動する時に排気口はふさがないように気を付けることです。
夏の暑い時期には室外機周辺の草が伸びていれば草むしりを行ったり、打ち水をして周辺の温度を下げるような工夫もよいでしょう。
室外機のメンテナンスポイント
- 室外機のファンやカバーのごみやほこりを掃除
- 室外機の設置場所が日陰などになるように工夫する
- 室外機周辺の清掃・整理をする
室外機の状態によって電気代はどれくらい節約できる?
室外機の状態を改善し、熱交換の効率が良くなると、エアコンの使い方や機種にもよりますが、5~8%程度電気代の節約につながるとされています。大体、1時間あたり、1~2円ほどです。1日5時間30日(1か月)エアコンを稼働して150円~300円安くなります。
各部屋にエアコンが設置されている住宅であれば節約額も大きくなります。ぜひ、室外機は、季節の変わり目などに定期的にチェックしメンテナンスを忘れないようにしましょう。
4.エアコン本体のクリーニングも忘れずに!
エアコン本体のクリーニングも忘れずに行いましょう。きれいに保たれているとエアコン内部の動きがスムーズになり風量がアップするので、電気代を抑えることができます。
また、エアコン本体のクリーニングはカビの予防にもなります。日本は湿度が高くカビが発生しやすい環境にあり、更にエアコン内部は高温多湿でカビが好む環境です。エアコンは空気と一緒にゴミやほこりといったカビの栄養分も多く蓄積されている場所になります。エアコン内部にカビが蓄積した状態で使用しているとエアコンから出てくる風と共に部屋中にカビがまき散らされている状態となります。カビは人体に悪影響を及ぼす可能性がありますのでシーズンごととクリーニングを行いましょう。
エアコン本体のクリーニング(基本)
- 電源を切ってコンセントを抜く
- フィルターを外して清掃
- 吹き出し口や外側の清掃
- 冷却ファンの清掃
エアコンのクリーニングを家庭で行う際には、故障の原因となりますので洗剤を使わないことです。エアコンの内部までしっかりとクリーニングするのであれば、業者に依頼しましょう。
5.エアコンの寿命は10年!?古いエアコンは買い換えた方がお得?
エアコンは設計上の標準使用期間を10年としてある製品が多いです。10年の根拠としては、内部の部品の耐久性から試算された寿命やアフターフォローのための部品在庫の保管期間などがあげられます。
近年、発売されるエアコンの省エネ効率はどんどん高くなっています。10年以上前のエアコンと最新エアコンを比較しても電気代は4%程度安くなるとされています。(環境省_省エネ製品買換ナビゲーションしんきゅうさんより)
古いエアコンを使用しているけれども壊れていないため買え換える必要がないと考えてる人もいるでしょう。しかしエアコンはまだ使えていても買い替えた方が良い家電の1つになっています。環境省もお財布にも地球環境にも優しい家電への買い換えを推奨していますので検討してみましょう。古いエアコンの買い替えで今使っているエアコンとどのくらい変わるのか選ぶときには環境省の省エネ製品買換ナビゲーションしんきゅうさんでエアコンのメーカーと型番を入力して比較することもできます。
古いエアコンの買い替えサイン
- エアコンをつけると異音がする
- 冷暖房の効き悪くなったと感じることが多い
- 室内機から水が垂れる
- エアコンから出る風が臭い
- エアコンの操作が効かなくなってきている
6.その他の方法
エアコンの電気代を節約するには、エアコンを使わないことが一番です。また、夏の暑い時期であればエアコンの設定温度を高くする、冬であれば低くするという方法もよいでしょう。夏の暑さや冬の寒さは着るものでできるだけ調節することを心掛けましょう。
夏であれば緑のカーテンと呼ばれる植物で日差し除けを行ったり直射日光を避けるためにすだれを掛けたりすることで部屋の温度が高くなる事を抑えることができます。首元を冷やして自分の体温を冷やすという方法もよいでしょう。エアコンの風で体調が悪くなってしまうという人もいるようです。これらはエアコンの使用を抑える事にも有効な方法となるでしょう。
冬は外の冷たい空気がなるべく部屋に入ってこないように厚手のカーテンや断熱フィルムで窓をガードするという方法があります。ホームセンターなどでも様々な寒さ対策の断熱グッズが販売されているので探してみるのもよいでしょう。乾燥している冬場は、乾燥を防ぐため加湿器を使うと風邪の予防にもなりますし体感温度もあがり有効です。冬場はエアコンの暖房運転以外にも暖房器具は多くあります。エアコンは使わずそれらを利用しているという家庭もあるでしょう。こたつや電気カーペットなどなどは、電気代があまりかからない暖房器具です。それらを併用してエアコンの消費を抑えるという方法も有効です。
共通対策
- 衣服で体温調節
夏場対策
- 直射日光の防止対策
- 緑のカーテンの設置
- すだれの利用
- 首元をひやす
冬場対策
- 厚手のカーテンや断熱フィルムなどで窓をガード
- 乾燥を防ぐために加湿器を使う
- エアコン以外の暖房器具の利用
電力会社を変更するという方法
エアコンの仕組みやエアコンの電気代が高くなる使い方、そしてさまざまな節電対策を紹介してきました。これらの節約方法を試してもあまり電気代が変わらない、節電を意識するあまり生活が窮屈になってしまっては困ります。そういった人は、電気プランを見直したり、思い切って電力会社を変更したりするのも良いかもしれません。
2016年4月にスタートした電力小売全面自由化により一般家庭でも電力会社や電気プランは自由に選択できるようになり、それに伴って新しい電気プランも増え、電力販売に参入する事業者も増えました。電力市場の競争が激化したことによってこれまで契約していたプランよりも電力会社や電気プランを変更して電気代が安くなるというケースが増えています。
地球温暖化が問題となる中、環境を考えエアコンの使い方を見直すことは大切です。ですが、電気代の節約に重点を置くのであれば電力会社や電気プランを見直してみることが電気代節約に大きくつながる方法となります。エアコンに頼る事の多い夏の暑い時期や冬の寒い季節には電気代が気になるものです。エアコンの節約について考えている人は電気プランの見直しも検討してみるとよいでしょう。
この記事のまとめ
エアコンは消費電力の大きい電化製品です。エアコンの電気代は一般的に夏よりも冬の方が高くなります。エアコンは機能によっても電気代が異なりますのでそれぞれの特徴を知り、賢く使い分けることでエアコンの電気代を節約しながら快適に暮らせるようになるでしょう。
- エアコンは設定温度になるまでの稼働時が一番電力を使う
- エアコンの機能や用途を理解し、エアコン節約術を行うことでエアコンの電気代は削減できる
- エアコンは30分程度の外出であればオンのまま、長時間の外出はオフにする
エアコンは多機能な冷暖房器具で現代の生活に欠かせない電化製品です。消費電力が大きい家電ですから、節約を頑張っている家庭も多いでしょう。エアコンの使い方を工夫し電気代の節約を意識することも大切ですが、電気代を節約したいのであれば電力会社を変更するという方法も有効です。
電力自由化後に多くの新電力会社が特徴ある電気プランを発表しています。自分のライフスタイルに合った電気プランに変更することで電気の使い方を変えずに電気代を節約できる可能性があります。今の電気の使い方を入力して一度に自分の住むエリアで電気の販売を行う電力会社を比較できる一括比較サイトなどを利用し電気代がどれだけ安くなるのか確認してみましょう。