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電気代節約の豆知識

電力会社変更の失敗を避けるには?注意すべきポイントを押さえよう!

2020年7月27日

電力小売全面自由化がスタートしてから数年が経ち、すでに電力会社を乗り換えたという人も増えてきました。しかし、成功したケースばかりではなく、以前より電気代が上がった人や不便になったという人もいるようです。自分が電力会社を切り替える場合に備えて失敗を回避するための知識を身につけておきましょう。この記事では、電力会社の変更に関して、注意したほうが良いポイントなどを詳しく紹介していきます。

電力会社変更によるメリット・デメリット

いきなり電力会社の乗り換え先を探すのではなく、まずは電力会社を変更するメリットとデメリットを正しく把握しておきましょう。そのうえで、メリットの最大化とデメリットの最小化を意識して検討することが重要です。

メリット

電力会社によって提供している電気プランはさまざまです。乗り換える際にライフスタイルに合った現状よりも安い電気プランを選択すれば、電気の使い方を変えることなく支払う金額を抑えられます。乗り換えと同時に節電を心がければ、継続的に大きなコストカットを実現していけるでしょう。電力会社や電気プランを変更しても電気の品質は変わる事がないので安心です。したがって、家電製品やその使い方などに制約が生じることはなく、変更前と同じ感覚で問題なく使用できます。また、電気代の支払いでポイントが貯められる電力会社が増えています。貯めたポイントをグッズに変えたり電気代の支払いに利用したりすることができます。電気代の支払いでポイントが貯まると電気代の支払いも楽しく感じられそうです。

さらに、社会貢献の意味合いが大きな電気プランを選択できることもメリットの一つです。電力会社のなかには、太陽光発電や風力発電などに重点を置いて、再生可能エネルギーの活用を推進している電力会社は少なくありません。それらが用意した環境に優しいプランを選ぶことは、地球の自然を守ることにつながります。また、地域に密着して営業するローカルの電力会社に乗り換えれば、地域経済の活性化に貢献することになるでしょう。

デメリット

変更できる電気プランに、現状の電気プランよりも電気料金が安くなるプランがない場合があります。そのような場合、やみくもに選んでしまうと、月々の支払いが大きくなってしまいます。一度、現状の電気プランを解約してしまうと再度同じプランの申し込みは受け付けていないケースもあります。特に、オール電化の住宅に住んでいる人は気をつけましょう。電力自由化以前の割引率の高いプランを解約すると、戻せない場合のデメリットは大きいです。

変更先によっては、支払方法の選択肢が減ることや解約時の縛りが厳しいこともあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。電力会社の変更が電気代の大幅な節約につながる可能性もありますが、このようなデメリットに注意することが大切です。入念なシミュレーションや契約条件のチェックなどを実施しておく必要があります。

失敗しないために確認しておくこと

多くの電力会社のホームページには、電気料金の変化をシミュレーションできる仕組みが設けられています。プランを選択して必要な数値などを入力すれば、結果を簡単に把握できるので積極的に比較してみましょう。また、電力会社の変更を検討するときは、以下に紹介するポイントを確認しておくことも重要です。

契約する際の条件

電力会社やプランによっては契約期間を設定しているケースがあります。この場合は、指定の期間中は解約をしないという条件で契約をしなければなりません。期間中に解約をすると、違約金が請求される電力会社もあるので注意しましょう。早期に変更する可能性があるなら、契約期間を定めていないところを選んだほうが安心です。ただし、供給エリア外への転居を伴うような特別な理由による解約は、違約金の対象外にしている電力会社も見受けられます。いずれにせよ、その他の条件も含めて事前にしっかりチェックしておくことが欠かせません。

契約にかかる費用

契約は無料であることがほとんどですが、費用が発生する可能性もあるので確認が必要です。具体的には、契約事務手数料という名目で請求されるケースがあります。電力会社の切り換え申し込みを行う前に契約にかかる費用が必要か確認をしましょう。

注意点としては、電力会社を変更する時に、電力メーターがスマートメーターでない家庭は、スマートメーターに切り換えなければなりません。ただし、スマートメーターへの切り換え手配を行うのは電力会社で、原則的には工事費用の負担もありません。ですから、工事費用が必要だと説明された場合は詐欺の可能性が高いです。「電力会社から依頼を受けた」と嘘をついて、スマートメーターを交換しようとする悪徳業者もいるので気を付けましょう。

事前に確認すること

  • 契約期間の設定
  • 違約金の有無
  • 手数料の有無

なぜ、電力会社を変えると電気代が安くなるのか

電力自由化の経緯を知っておくと、電力会社の変更によって電気代が安くなる理由を把握しやすくなります。日本には、全国を10の供給区域に分けた各地域の電力会社(一般電気事業者)が長期にわたって電力事業を独占してきた歴史があります。その間、利用者は契約先を選ぶ権利がありませんでした。競争原理が働かないので、世界的に見ても日本の電気料金は高い状態が続き、その結果として自由競争が求められるようになったのです。1990年代の規制緩和で機運が高まり、産業のグローバル化が進むなかで、電気料金の値下げに向けた取り組みが本格化しました。2000年から大きな工場や商業施設などで電力自由化が実施され、そこから段階的に適用範囲が拡大していくことになりました。そして、2016年の4月に一般家庭も含めたすべての利用者が対象となったのです。

このように、電力自由化は電気代の販売価格を下げるために実施されたものなので、その流れを受けて参入した新電力会社の電気代が安いのは不思議なことではありません。より具体的な理由としては、設備に対する投資を抑えられることが挙げられます。既存の大手電力会社とは異なり、ターゲット層が広くないので大型の設備がなくても対応が可能です。管理する地域も限定的であることが多く、人件費や営業コストなどを抑えられます。つまり、回収しなければならない費用が少ないので、その分だけ電気料金を安く設定できるというわけです。

とはいえ、よく考えずに電力会社を乗り換えると損をするリスクがあるため、注意点を十分に理解しておかなければなりません。そのうえで、ライフスタイルに適した電力会社やプランを選択し、お得に利用することを心がけて電気とうまく付き合っていきましょう。

この記事のまとめ

2016年にスタートした電力小売全面自由化で電力会社は自由に選択できるようになりました。その理由は、多くの会社が電力事業に参入することで市場に競争原理を働かせるためです。電力自由化以降、これまでより安い電気料金単価で提供する電力プランや基本料金がない電気プランを提供する電力会社も登場しています。また、ガスや携帯電話、ケーブルテレビの会社が販売する電気プランでセット割引が利用できたり、電気の支払いでポイントを貯める事も可能な電力会社もあります。自分の家の電気代が電力会社を変更してどれだけ変わるか確認したことがない人は一括比較サイトなどで試してみましょう。今よりも安い電気プランが見つかるかもしれません。

  • 電力会社変更で失敗しないためには、入念なシミュレーションをすること
  • 電力会社を変更する時には、必ず契約条件を確認すること
  • 契約にかかる費用は原則無料である

今よりも電気代や安くなる電気プランを探し変更することで電気料金を安く抑える事ができます。しかし、中にはオール電化住宅など電力自由化以前の割引率の高い電気プランである場合に電気プランを変更してしまうと電気代が高くなってしまうケースもあります。電力会社変更で失敗しないためには、変更を検討している電力会社のプラン内容をしっかり確認しシミュレーションを行ってから行うようにしましょう。

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