留守中のペットの様子が気になり、見守りカメラの購入を検討している飼い主さんは多いでしょう。また、このようなネットワークカメラは種類も豊富でペット用の見守りに特化したものやペットだけでなく防犯や子供、高齢者などのモニターにも活用できる兼用タイプなどさまざまです。見守りカメラとはどのような機能があるのか、または、どのくらいの電気代がかかるのかも気になるものです。この記事では、見守りカメラについて説明するとともに、電気代や節約術について解説します。
目次
見守りカメラとはどんなもの?
撮影した映像をネットワークを通してスマートフォンやパソコンで確認することができるデジタルビデオカメラをネットワークカメラといいます。ネットワークカメラは大きく分けて「防犯用」と「見守り用」があります。家を留守にしているときでもペットが今なにをしているのか外出先で確認できたり、別の部屋にいる赤ちゃんや高齢者の様子を確認できるネットワークカメラは広く見守り用のカメラとして人気です。インターネットを通してカメラに映る映像を見ることができるので、仕事やそのほかの用事で家を離れているときでも家で留守番をしているペットの様子がリアルタイムで確認できます。離れていても対象者の様子が確認できるカメラなので、キッチンで料理中のお母さんが別の部屋で寝かせていた子供が起きたタイミングで気が付くことができるなど様々なシーンで利用できます。
見守りカメラを利用するためには、見守りカメラ本体とインターネット回線、Wi-Fiルーター、スマートフォンやタブレットなどのデバイスが必要になります。パソコンがない家庭でもスマートフォンがあれば利用できるので、自宅にパソコンがないという場合でも手軽に導入できるのです。ただし、インターネット回線は必須です。インターネット回線がない場合には新たに契約する必要があるので気をつけましょう。自宅に無線LAN環境がすでにある場合には、すぐにでも使用することができます。
見守りカメラのメリットとは?
見守りカメラのメリットは、設置や操作が簡単なことです。基本的には、説明書を読んで好きな場所に設置するだけで使用することができます。見守りカメラの種類にもよりますが、アプリをインストールしてカメラを設置、画面を見ながら位置を調整するだけですので、数十分程度で設置することができるでしょう。また、パソコンが必要ない点もメリットです。
見守りカメラがあることで、写しているペットや子供、高齢者に異変があった場合にすぐに気づくことができるのもメリットでしょう。機種によっては、相手の声を聞くことができるものもあります。また、異変がない場合でも、仕事に出かけている間、ペットがきちんと餌を食べたかどうか確認することができます。家にいる間も別の部屋で寝ている子供が泣いていたりしないか確認することができたりと子供の様子を遠隔で確認しながら同時に家事を行えると時間を有効に使えるため利用する人も多いでしょう。
見守りカメラには、さまざまな機能が付いているものがあります。たとえば、ペットにおやつを与えることのできるペットカメラです。外出先から声をかけておやつを与えることができます。また、複数回のおやつをストックして、適量与えることのできるものもあるので、おやつをあげすぎてしまうこともありません。仕事などで帰りが遅くなる場合にもいいでしょう。
動くものを追いかけてカメラが移動してくれるタイプのものもあります。ケージに入っているペットなどを撮影する用途ならいいのですが、ある程度自由に動けるようにしてある場合や子供などには、カメラにペットや子供が映らないケースも多いのです。また、別の部屋で遊んでいる子供を動くカメラで撮影するなどの用途では、子供が映っていない間の危険を察知することができなかったり、見守りカメラで遊んでしまったりと危険を伴うことがあるので親が使用用途をしっかり理解し注意しなければいけません。
コミュニケーションがとれる通話機能が備わった見守りカメラを選べば、外出先からでもペットや家族に声をかけることができます。なんらかの災害が起こった場合での利用方法としては、自宅にいる家族やペットに声をかけることができれば安心でしょう。家で留守番をするペットのストレスを軽減したり、ペットを落ち着かせたり、家族の安否を確認するなどの用途にも利用できるため便利です。また、離れている高齢の両親の様子確認やコミュニケーションなどにも利用できます。このように、自分に必要な機能が搭載されているものを選べることはメリットになります。
見守りカメラの設置は家族の承諾を得ましょう!
離れた部屋にいる子供や高齢者を見守りカメラで撮影して異変があった場合にすぐに駆け付けられるようにするという用途で使用する場合には、相手が物事の理解が難しい小さい子供や高齢者でも見守りカメラを設置するということとその理由を説明し、理解を得ておきましょう。これは家族のコミュニケーションにおいても大切なことです。
見守りカメラにかかる電気代はどのくらい?
見守りカメラを利用する場合、電気代がどのくらいかかるかも気になる点です。電気代の計算方法は、消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金(円/kWh)で求められます。たとえば、消費電力が3.5Wの見守りカメラを24時間使用する場合の電気代を見ていきます。1kWhあたりの電力量料金27円だった場合には、3.5÷1000×24×27=2.268という計算式になるのです。つまり、1日当たりの電気代は2.268円になります。
見守りカメラは、1日利用しても約2円の電気代のため小さい子供がいる家庭や高齢者の介護を行っている家庭などでは、家事との兼務において時間を有効に利用できる便利アイテムとして導入を検討してみてもよいのではいでしょうか。また、ペットや子供が一人で留守番をする環境の家庭においても1日約2円の電気代で設置も簡単であれば導入もしやすいでしょう。
見守りカメラを購入するときにチェックしたい5つのこと
見守りカメラを購入する場合には、5つのポイントをチェックしましょう。
画素数に注意する
1つ目は、画素数です。画素数が低いとぼんやりとしてしまって、ペットや家族の姿が鮮明に映りません。ペットや家族の様子をしっかりと確認したいのなら、最低でも100万画素以上のものを選ぶようにしましょう。
首振り機能が必要かどうか
2つ目は、首振り機能があるかどうかです。首振り機能がないと決まった場所しか映らずに、ペットの様子を十分に見ることができません。離れた場所からでも角度を調節できる、ペットや家族を追いかけてカメラが動く、動かない場合には広角レンズで広い範囲を映せるものを選ぶと安心です。
マイクスピーカーの有無
3つ目は、マイクスピーカーがあるかどうかも確認しましょう。マイクスピーカーがあることでペットや赤ちゃんの泣き声を聞くことができたり、ペットや子供に声をかけたりすることができます。
スマートフォンやタブレットでの遠隔操作
4つ目は、スマートフォンやタブレットでの遠隔操作ができるかどうかです。スマートフォンやタブレットを利用し遠隔でカメラの角度を変えたり、録画のオン・オフを変更できると便利です。外出先で声や動きを検知するとスマートフォンなどに通知が届く通知機能があると安心です。なにかあった場合でも、すぐに把握することができます。
暗視機能の有無
最後は、暗視機能があるかもチェックします。暗視機能があると、部屋が暗くても室内の確認ができるのです。仕事で夜遅くなることもあるでしょうから、暗視機能があると家で長時間留守番をしているペットの様子の確認をしやすくなるでしょう。また、高齢者の介護を行っている家庭などでは夜間に高齢者がトイレに出かける時など、通知機能と暗視機能で危険がないか確認することができるので安心です。
この記事のまとめ
見守りカメラは、ペットの見守り用として広く販売されていますが、子どもや高齢者の見守りにも使える便利なものです。
- 見守りカメラは、撮影した映像をスマートフォンやパソコンで見る事ができる
- 見守りカメラは、遠隔で外出時のペットの様子確認、高齢者や一人で遊んでいる子供の確認などの用途に利用できる
- 見守りカメラの電気代は、24時間使用しても1日約2円程度と安い
見守りカメラは、非常に便利なものですが24時間の利用となると電気代が気になる方もいるでしょう。現代では、見守りカメラだけでなく自宅で使う家電製品も増えているため、家庭で使う家電が増えると全体にかかる電気代が気になります。1つ1つの家電に使う電気は少なくても、トータルで使う家電が多いと電気代も嵩んでしまいます。住宅全体の電気代の節約を考え、新電力への切り替えも選択肢のひとつとして考えましょう。プランなどを見比べて、お得な新電力への切り替えを検討してみましょう。一括比較サイトなどを利用すると便利ですのでどれくらい電気代が節約できるか確認してみてはいかがでしょうか。