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電気の基礎知識

電気の契約の名義変更はどうすればいい?

2018年8月16日

家庭の電気は個人と契約を結ぶことによって供給されています。したがって、状況が変化すれば契約者名義を変更しなければならないケースもでてくるはずです。

そこで、どのような時に変更する必要があるのか、また、どうやって変更すればよいのかについて解説をしていきます。

意外と多い!名義変更を行わなくてはならないケース

仮に、家の世帯主が電気料金の契約をしていたとしましょう。その場合、世帯主が亡くなった後も名義変更をしていなければ、料金の引き落としができなくなってしまいます。世帯主が亡くなると世帯主名義の金融機関やクレジットカードからの引き落としができなくなるからです。したがって、契約者が亡くなり、その親族が相続した場合は名義変更が必要となります。

また、世帯主が健在でも定年などで安定した収入を失う場合があります。そうした際にも、定職についている子どもや配偶者などに名義変更をしておかなければ、引き落とし料金が不足するということにもなりかねません。

さらに、契約者は同じでも、結婚するなどして名字が変わった場合も名義変更を行わなくてはならないので注意が必要です。たとえ、同一人物でも名字が変わると引き落としができなくなってしまいます。その他に、名義変更が必要なのは名前の漢字などが間違って登録されていた場合です。口座の名前と文字が違っているとやはり、引き落としはできなくなってしまいます。

以上のように、電気料金の名義変更を行わなくてはならないケースは意外に多いのです。

基本的な手段は3つ!名義変更の方法

名義変更する方法は会社によって若干の違いがあります。ただ、基本的には電話、インターネット、FAXの3つのうちのいずれかの方法で行うことができます。

まず、電話で行う場合は電力会社のホームページなどで手続きを行っている部署の電話番号を調べ、そこに連絡をします。ただ、休み明けの月曜日や朝方・昼休みの時間帯・夕方などは電話が混み合うおそれがあるので注意が必要です。また、日曜祝日は受付を行っていません。

その点、インターネットであれば基本的に24時間年中無休でいつでも手続きが可能です。ただ、少し注意が必要で、状況によっては申し込みができない場合もあります。それは、電力自由化後の料金プランで契約している場合や名義変更と同時に料金の精算が必要な場合などです。あとは、インターネットで名義変更する際には、個人情報を正確に入力する必要があります。入力ミスをすると無効となり、後日やり直さなくてはならなくなってしまいます。

FAXの場合は専用の申し込み用紙を各社のホームページなどからダウンロードし、それをプリントアウトして使うのが一般的です。

要注意!名義変更は電力会社変更と同時には行えない

電力自由化に伴い、電力会社を自由に変更できるようになりました。もし、現在契約しているところより電気代の安い会社があればそちらを選ぶことができるのです。

従来のシステムだと申し込みは紙によるものが基本となり、変更を行うのにかなりの手間がかかっていました。それをより円滑に行うために開発されたのがスイッチング支援システムです。これを用いれば変更の手間は大幅に削減できますし、インターネット上からも手軽に手続きが行えるようになります。

ただ、このシステムを利用するには契約書名義が同一でなくてはなりません。つまり、電力会社を変更すると同時に名義を変更するということはできないのです。そのため、名義変更と会社変更を一緒に検討している場合は、それぞれの手続きの時期をずらす必要があります。

たとえば、変更前の電力会社で名義変更を済ましておき、それから会社変更を行うのです。また、電力会社の変更を急ぎたいという場合はそれを先に済ました後に、あらためて名義変更をするということです。

電気停止の手続きを忘れないように!引越しと同時に名義変更する方法

引越しをする場合、まず現在の使用場所での電気の停止(解約)を申し込む必要があります。電力会社に連絡し、引越しする日を電気契約の停止日とするのです。これを忘れると引越した後も電気料金の請求が行われることになります。

手続きを終了すればその名義での契約は白紙に戻るので以後は誰の名義で契約を結んでも自由です。引越し先で電力会社に連絡して別の契約者名義で電気の使用開始手続きをすれば、名義変更は行われたことになります。

ただ、注意が必要なのは引越しと同時に電力会社も変更する場合です。なぜなら、自由化後に参入した電力会社の中には引越しと同時での契約を受け付けていない場合もあるからです。もし、変更しようと思っていた電力会社と契約を結べないとなると困ってしまいます。そこで、電力会社変更をする際には、引越しをしてすぐに契約を結べるかを確認しておくことが大切になってきます。

いざという時に困らないために!名義変更の仕方を理解しよう

電気料金の名義変更をしなければならないケースは意外と多いものです。その際に、手続きを忘れていたり、正しい手続きの方法を知らなかったりするとトラブルに繋がりかねません。正しい名義変更の方法を理解し、いざという時に困らないようにしておきましょう。

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